レアル内で人事的問題を解決できれば…

　問題は、ガリアーニ氏の手腕を発揮させるにはテクニカル・ディレクターのポストが必要で、そこにはすでにホセ・アンヘル・サンチェス氏というペレス会長の右腕がいること。人事的な問題をレアル内で解決できれば、ガリアーニ氏を招き入れる可能性はあるという。

　果たして、“チャイナ・ミラン”と化した没落の名門から昨年のクラブ世界一を獲得したレアルへの栄転はなるのだろうか。ガリアーニ氏の口癖である「様子を見よう」という興味深い状況にあるようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images