ミラン強化責任者ガリアーニ氏に思わぬ栄転話? レアル会長が手腕評価、ポスト用意し招聘か
ゼロ円移籍をまとめ上げてきたガリアーニ氏、現地メディアも「芸術的な手腕」
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、今月13日に中国資本への株式売却が完了した。それまでのシルビオ・ベルルスコーニ会長体制が解体されるなか、思わぬ転機をつかむ人物が出現する可能性が浮上している。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。
これまで、ベルルスコーニ氏との二頭体制を築き上げてきたのが、強化責任者を務めてきたアドリアーノ・ガリアーニ氏だ。ここ5年間ほどで完全なる財政難に陥ったミランで、政治力を武器にした「ゼロ円移籍」のまとめ上げ方は、現地メディアでも「芸術的な手腕」と称された。しかし、ベルルスコーニ体制の終焉によりミランからガリアーニ氏の席はなくなっている。
ガリアーニ氏にはミランからの離脱後、レガ・カルチョ(リーグ組織)の会長職に就くのではないかという報道もあったが、すでに断りを入れているという。現在はベルルスコーニ氏が経営するグループの不動産会社で経営責任者を務めることが濃厚だとされる。
しかし、サッカー界から離れることを惜しんでいるのがレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長だという。サッカー界で友好関係を築き上げてきたガリアーニ氏の手腕を高く評価するペレス会長は、レアルにポストを用意して招き入れることを考慮している模様だ。
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