日本代表MFは「とても重要なんだ」 放出噂にクラブ主将が否定的「この先もいてほしい」

遠藤航をファン・ダイクが絶賛
イングランド1部リバプールは、次節にもプレミアリーグ優勝が決まる。アルネ・スロット監督の就任1年目で最高の結果が出そうなクラブだが、リバプールに所属する日本代表MF遠藤航は、昨シーズンほどの出場機会を得られていない。夏の移籍市場では放出も噂されるが、リバプールの守備の要であるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、その意見には否定的なようだ。リバプール専門メディア「This is Anfield」が報じている。
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今シーズンの遠藤は、リーグ戦16試合に出場しているが、ほとんどの出場が途中出場からのもので、出場時間が10分以下のことも少なくない。試合の最後を無失点で終えるクローザーの役を担っているとはいえ、日本代表のキャプテンの出場時間は公式戦28試合で計748分にとどまっている。
以前ほどピッチでプレーする姿は見られない状況になっているが、ピッチ外での重要性には疑いないようだ。ファン・ダイクは「ワタはピッチ外で、とても重要なんだ」とコメントし、夏の移籍市場が来てもクラブに残ってほしい思いがあるという。
「確かに彼は昨年よりもプレーする時間は少し減っている。でも、試合を終わらせに出てきて、経験をもたらしてくれている。だが、同時にピッチの外でも、彼はリーダーの一人であり、僕は彼がいてくれることをとても嬉しく思っている。確かにキャプテンとしてみんなの前で話しているのは僕だけれど、チームには何人かのリーダーが必要であって、ワタは疑いなく、そのなかの一人なんだ。彼とともにいられてハッピーだし、この先も数年間いてほしいと思っているよ」
昨夏にはフランス1部マルセイユからもオファーが届いていたとされ、現在もイングランドやドイツのクラブからの関心が報じられている遠藤。エジプト代表FWモハメド・サラーとともに、自身もリバプールとの契約を2027年まで延長したファン・ダイクは、来季も遠藤との共闘を強く望んでいるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)