低迷J名門の新監督候補? 日本で実績…プレミア指揮官の今季退団を英予想「EL優勝は関係ない」

契約解除が噂されているトッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督【写真:ロイター】
契約解除が噂されているトッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督【写真:ロイター】

かつて横浜FMで指揮をとったポステコグルー監督

 イングランド1部トッテナムは、今シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)で準決勝まで勝ち上がっている。しかし、プレミアリーグでは16位と低迷している。クラブを率いているのは、かつて横浜F・マリノスやセルティックを指揮してリーグ優勝を成し遂げているアンジェ・ポステコグルー監督だが、英メディア「Telegraph」はELの結果にかかわらず、オーストラリア人監督がクラブを離れることになると報じている。

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 ポステコグルー監督は、2023年6月にトッテナムの監督に就任。セルティック時代には国内3冠を成し遂げるなど、5つの国内タイトルを勝ち取った。無冠の続くトッテナムにもタイトルをもたらすことが期待されてきたが、今季はリーグ戦で11勝4分け18敗と大苦戦。下位3チームとは大きく勝ち点差が開いていることから降格圏に落ちる心配はなさそうだが、これまでのクラブワースト記録である14位を上回りそうだ。

 こうした状況のため「Telegraph」は「ポステコグルー監督は、トッテナムの出口に向かっている」と見出しを打ち、「オーストラリア人監督はELを制してチャンピオンズリーグの出場権を得ても、クラブを去るようだ」と報じた。また「ELで勝ち残っているため、これまで解任はされていないが、シーズン終了後には解任か双方合意で去ることが有力」としている。

 ELを制すことができれば、2008年のフアンデ・ラモス監督以来となるタイトルをチームにもたらす監督になるポステコグルー監督だが、シーズン後の去就については「想像もつかない」とコメントし、EL準々決勝でドイツ1部フランクフルトに勝利した後は記者に対して「もうしばらく、私と仕事をしないといけないね」とコメントしたという。

 ポステコグルー監督がフリーになれば、古巣でもある横浜F・マリノスで再び指揮を執る可能性も浮上してきそうだ。ポステコグルー監督が去ったあと、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝に勝ち進んだ横浜FMだが、今季はリーグ戦で低迷しており、スティーブ・ホーランド監督を解任したばかり。鹿島アントラーズとともに過去J2に一度も降格していない名門だが、J1で最下位に沈んでいるため立て直しが急務となっている。横浜FMやセルティックでも監督就任2年目では、タイトルを獲得してきた名将だが、その去就は広く注目を集めそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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