世界で5番目…Jリーグがアジア初のSPLに参画 気候アクションを数値化 2026年の特別大会から

Jリーグがアジア初のSPLに参画(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
Jリーグがアジア初のSPLに参画(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

環境サステナビリティを数値化してランキングで発表

 Jリーグは4月22日、環境サステナビリティを数値化した国際的なイニシアチブ「Sport Positive League(スポーツポジティブリーグ、略称SPL)」への参画を決定したことを発表した。Jリーグ(J1〜J3)は、2026年のシーズン移行期の特別大会より正式にエントリーする予定。プレミアリーグ、チャンピオンシップ(共にイングランド)、ブンデスリーガ(ドイツ)、リーグ・アン(フランス)に続いて5番目となり、アジアでは初の参画となる。

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 2018年に創設されたSPLは、サッカークラブの気候アクションを数値化し、その進捗や目指すべき方向性を分かりやすく把握できる仕組み。各クラブから報告された気候変動対策にとって重要な12項目の取り組み状況について、独自の評価基準マトリクスを用いて、定量的に効果分析が行われる。エネルギー、廃棄物、交通など、カテゴリーテーマ別に加重を設けて総合点を算出。SPLからスコアと順位表が、活動内容と共に公表される。

 SPLの導入に先立ち、気候アクションに関する取り組みの推進を図る目的で「Jリーグサステナビリティ事業活動助成金制度」を新たに創設。第1回の対象期間は2025年4月1日から2026年3月15日までで、助成金総額は2億4000万円(1クラブの申請上限額400万円)となっている。

 またSPLの参画を推進する「Jリーグサステナビリティ事業活動活性化プロジェクト」を発足し、この日行われたJリーグ理事会で報告した。

(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)

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