田中パウロ淳一が松本山雅戦で決勝ゴール

　J3の栃木シティFCに所属するFW田中パウロ淳一の勢いが止まらない。2・3月のJ3月間MVPに選出された田中は、4月20日に行われた松本山雅FC戦（1-0）で決勝点を決めてチームに勝利をもたらした。このゴールで3試合連続のゴールとなった田中だが、古巣でもある松本戦での得点後の振る舞いが話題となっている。

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　今季初のJ3昇格を果たし、現在はJ3で2位と大躍進を見せている栃木シティ。その中心選手として活躍する田中だが、2012年に川崎フロンターレに加入してから、栃木Cに加入するまでJの4クラブを渡り歩いてきた。今回、対戦した松本には2021年から22年まで所属し、リーグ戦31試合出場3得点という数字を残した。

　迎えた古巣との一戦で、田中は後半18分に恩返し弾を決める。自陣からの縦パスが相手DFに引っかかったボールを拾った田中は、自らドリブルでボールを持ちあがると左足でシュート。見事にゴールに突き刺して、先制ゴールをチームにもたらした。チームメートやベンチのスタッフが喜ぶなか、田中は両手を挙げてノーセレブレーション。古巣相手に敬意を払い、得点を祝うパフォーマンスを見せなかったのだ。

　この田中の振る舞いは、SNSでも話題となり、「プロフェッショナルで応援したくなる」「チームのために真面目だし、好感度上がるな…」「リスペクトも兼ね備えてる」「古巣相手にゴールパフォーマンスしないパウロカッコよすぎる」という反応が寄せられた。また、田中のプレーや人柄についても「凄まじい」「全て素晴らしい。最高です」「技術もうまいし、その気持ちというか精神も本当に素晴らしい」など、称賛の声があふれていた。