負傷で2度治療も衝撃ミドル弾「やるしかないと」 J助っ人の“悪魔の左足”「結構強い痛みあった」

神戸戦で2ゴールを決めたマテウス・カストロ【写真:柳瀬心祐】
神戸戦で2ゴールを決めたマテウス・カストロ【写真:柳瀬心祐】

名古屋FWマテウスが2ゴールで勝利に貢献

 名古屋グランパスは4月20日、J1リーグ第12節でサンフレッチェ広島と対戦し、2-1で勝利を収めた。この試合で2ゴールを決めた名古屋FWマテウス・カストロは先制弾で豪快なミドルを叩き込んだが、その前には脇あたりを痛めて気にする素振りも見せていた。それでも「仕方なくやるしかないと思った」とゴールシーンを振り返った。

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 名古屋は最下位と低迷している状況でホームに広島を迎え撃った。試合は広島に攻め込まれながらも前半40分、ロングボールのこぼれ球を拾ったFWマテウスが左足を振り抜くと、鋭いシュートはバーをかすめながらネットに突き刺さった。

 感情を爆発させたマテウスはユニフォームを脱ぎ審判からイエローカードを提示させた。マテウスはその前に広島DF佐々木翔と競り合ってもつれた際、腕をついて脇の部分を痛めた。2度ピッチから出て治療をして、心配されながらもプレーを続行。そしてその後の豪快ミドルにつながった。

「肩はもう何も感じなかった」とゴールパフォーマンスでユニフォームを脱いだことに触れつつ、「走る分とか動く分には全然痛くなかったんですけど、こうやって下に手をつくような姿勢をとるとやっぱり結構強い痛みがあった。でもまあその時はもう、仕方なくやるしかないというふうに思った」と、痛みがありながらも決めたゴラッソを振り返った。

 後半に入ると立ち上がりの3分、相手ペナルティーエリアでこぼれたボールを最後はマテウスがコントロールショットでネットを揺らした。「自分が感じたのは、相手のCBが股を通ったシュートを打たれたくないと股を閉めていた。そこに気づいてその外から狙った。本当に狙い通りのシュートが決めらました」と、混戦の中でも冷静に相手を見極めつつ決められと明かした。

 試合はその後1点を返されたが2-1でなんとか逃げ切ってリーグ戦で3試合ぶりの勝利。背番号10を背負うマテウスから繰り出される「悪魔の左足」は日本に戻ってきても健在だ。

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