連敗ストップも“野戦病院” 鹿島監督が明かした「アクシデントの連続」…新たな負傷者4人に言及

鹿島の鬼木達監督が負傷者に言及【写真:徳原隆元】
鹿島の鬼木達監督が負傷者に言及【写真:徳原隆元】

鹿島が公式戦4連敗をストップ

 鹿島アントラーズは4月20日、J1リーグ第11節でファジアーノ岡山と対戦して2-1の逆転勝利を収めた。鬼木達監督51歳の誕生日に公式戦4連敗をストップ。指揮官は「今までの誕生日で一番嬉しい」と話しつつも、新たな負傷者を明かして「総力戦になるけどリカバリーして次に向かいたい」と冷静さを保っていた。

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 意地、闘志、底力。アウェーの地で鹿島が見せつけた。いまだホーム無敗の岡山に対して先手を取られるも、後半開始からとてつもない圧力で押し込んだ。同5分、MF荒木遼太郎のクロスをMFチャヴリッチが押し込んで同点。さらに同28分、ペナルティーエリアでチャヴリッチから受けたFWターレス・ブレーネルが左足を振り抜いて勝ち越しに成功した。

 公式戦の連敗を4でストップ。リーグ戦も3連敗中だったが、勝負強さを見せて掴んだ勝ち点3だ。この日は鬼木監督の誕生日。指揮官は「立ち上がりから狙いを持って、相手の背後をどんどんついてくれていたし、押し込んだ形が多かった。PKの失敗やアンラッキーな失点はありましたけど崩れることなくこのサッカーを続けていこうと後半の入りから選手がブレずに体現してくれた」と褒め称え「選手にも今までで一番嬉しい誕生日と伝えた」と笑った。

 この日は、前節セレッソ大阪戦でベンチ入りした3人、FW田川亨介、MF樋口雄太、そして8得点のFWレオ・セアラがベンチ外。指揮官は「なかなか言いづらいですけど、そう(負傷だと)思ってもらっていいかなと思います。アクシデントが連続で起きてしまった」と現状を明かした。さらに岡山戦でFW師岡柊生も負傷交代となった。負傷者が続出する事態。「総力戦になるけどリカバリーして次に向かいたい」と“野戦病院化”もユースの力を借りながらトレーニングを進める意向だ。

 これで鹿島は3位に浮上。指揮官にとっては何よりも嬉しい勝ち点3のプレゼントとなった。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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