20歳CBを“急造SB”にした理由「むしろ攻撃でも…」 名将も認める特大の可能性

鹿島の津久井佳祐(写真は昨季)【写真:Getty Images】
鹿島の津久井佳祐(写真は昨季)【写真:Getty Images】

本来はセンターバックの津久井佳祐をサイドバックで起用した

 鹿島アントラーズの鬼木達監督が4月18日、鹿嶋市内のクラブハウスで取材に応じた。現在はリーグ3連敗中。20日の敵地でのファジアーノ岡山戦から5月11日の川崎フロンターレ戦までを“勝負の6連戦”と位置付ける鬼木達監督は「再出発しようという話はしました。自分の力不足の部分もあれば、選手の力不足の部分もある。ただ積み上げていっているものや本当に良くなっているものもある。選手にも『この6連戦勝負だよ』という話をしているので、すごくポジティブに捉えてくれているかなと思います」と話した。

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 同12日のセレッソ大阪戦では0-1で敗れたが、収穫もあった。試合直前のアクシデントでDF小池龍太に代わり、本来はセンターバック(CB)の津久井佳祐が右サイドバック(SB)で急遽スタメン出場。「中学1年、2年は左SBで出ていましたけど、それ以外はやってないです。初めてでした」という“急造SB”だったが、しっかり守備で持ち味を発揮。攻撃でも好クロスを上げる場面もあった。

 鬼木監督は津久井を起用した理由について「基本はCBやってますけど、トレーニングから意欲的にチャレンジしたり、練習の量とか意識を見ていても非常に良かったので」と明かした。続けて「トレーニングマッチでボランチをやらせたりもしていて、CBでありながら色んなことをやっていけそうだなという選手なので。むしろCBの選手ですけど、攻撃でもどこか期待してしまう自分がいる。走れますし、スピードもあるので、可能性は広がった試合だったのかなと思います」と期待を寄せた。

 岡山は昇格組ながら現在4位と好調を維持。特にホームでは4勝2分けと圧倒的な強さを誇る。再び津久井が先発する可能性について問われた指揮官は「当然その可能性もあると思います。そうなった時はSBとしてチームとしてやるべきこと、あとはプラスアルファで自分の良さを出して欲しいなと思います」と語った。

(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)

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