中国の27歳日本人に”帰化待望論”「いればいいのに」 今季好調で高まる評価「セルジーニョに劣らない」

邦本宜裕が中国サッカー専門媒体の取材に応じた
中国甲級リーグ(2部リーグ相当)の遼寧鉄人に所属するMF邦本宜裕がこのほど、中国のサッカー専門媒体「足球報(ズーチュウバオ)」のインタビューに応じた。そこでチームの1部昇格に対する思いや、日中プロリーグの違いなどについて語っている。
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浦和レッズ下部組織出身の邦本は現在27歳。2015年にアビスパ福岡でプロキャリアをスタートさせると、その後は全北現代(韓国)、カーザ・ピア(ポルトガル)、ジョホール・ダルル・タジム(マレーシア)を経て、昨年に遼寧に加入した。移籍初年度はリーグ戦30試合のうち25試合に出場し、4ゴール7アシストを記録している。
また、加入2年目の今季からキャプテンに就任し、背番号10を背負いチームの大黒柱に。開幕から4試合で1得点3アシストを記録し、第3節ではリーグ全体のMVPにも選出されるなど、中国で際立った活躍を披露している。
そんな邦本はインタビューで「ずっと中国でプレーしたい。遼寧とともにトップリーグ昇格を果たしたい」とキャリアビジョンを語ったほか、日中プロリーグの違いについては「Jリーグではより技術を求め、中国ではより強度やフィジカルの要素が強い」と見解を述べている。
また、邦本に関しては「中国代表に邦本が10人いればいいのに」など、国内で帰化を期待する声も上がっている。この“帰化待望論”にファンからは「セルジーニョに劣らない」と、かつて鹿島アントラーズでプレーし今年中国代表デビューしたブラジル出身MFと比較し評価するコメントも。一方で、「記者の手前そう言っただけで、本気ではないのでは」という懐疑的声や、過去の素行不良を不安視する意見も見受けられている。
邦本が本当に中国でプレーし続けることを望んでいるかは不明だが、少なくとも現地で高い評価を受けている事実は間違いないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)