元JリーグMVPを「なぜもっと起用しなかったのか」 英で見せた“片鱗”に現地喝采「実力を証明」

バーミンガムの岩田智輝【写真:Getty Images】
バーミンガムの岩田智輝【写真:Getty Images】

バーミンガムMF岩田智輝はリーグ年間最優秀選手賞の候補に選出

 イングランド3部バーミンガム・シティのMF岩田智輝が今季のリーグ年間最優秀選手賞の候補に選出された。前所属のセルティックでは出番が限られていた男はイングランド移籍で「実力を証明」することに成功した。

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 28歳の岩田は2022年シーズンにJ1横浜F・マリノスでリーグ制覇に貢献。DFとしては田中マルクス闘莉王以来となるJリーグ最優秀選手賞を受賞した。そして、同年冬にスコットランド1部セルティックへ移籍していた。

 1年半にわたってプレーしたセルティックでは通算42試合に出場するもスタメンでの出番は限られていたこともあり、昨夏に出番を求めてバーミンガムへ移籍。加入1年目から公式戦41試合で7得点2アシストを記録するなど中盤の絶対的レギュラーとなった。チームはリーグ優勝と2部昇格を早々に決め、岩田は最優秀選手賞の最終候補3人にノミネートされる結果となった。

 セルティック専門メディア「Celtic FC On SI」は岩田のノミネートを受けて、「岩田はリーグ1で実力を証明し、イングランド3部のプレーヤー・オブ・ザ・シーズンの有力候補となった。一方で、セルティックは今夏に守備的MFを探している。彼の成功は非常に素晴らしいことだが、セルティックはなぜ彼をもっと起用しなかったのかという疑問が生まれる。岩田は彼らの求める守備的MFになれたはずだ」と伝えていた。

 岩田は国内リーグだけでなく、FAカップでの上位カテゴリとの対戦でも強烈なインパクトを残した。今年2月8日に行われた4回戦の1部ニューカッスル戦ではペナルティーエリアの外から強烈なミドルシュートを叩き込んだことが記憶に新しい。

 セルティック専門メディア「67 HAIL HAIL」は「岩田は今季、FAカップのニューカッスル戦で衝撃のゴールを決めた。これは彼が持つ魔法の片鱗であり、新天地のファンから人気がある理由を示すものだった」と絶賛。そして「彼らに欠かせなかったものはリーグ1からの昇格だったが、岩田はその目標を達成する支えにもなっていた」とその貢献度の高さを強調していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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