森保監督「それが正直なところ」 E-1メンバー選考に言及…期待を寄せる“欧州”経験者

森保監督は浦和対京都の一戦を視察
日本代表の森保一監督は、4月16日のJ1浦和レッズと京都サンガF.C.の試合を視察。国内組をメインに戦うことになると見られる7月の東アジア(E-1)選手権へのメンバー選考について「絞りながらも広がっていく」と、現状について話した。
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互いに先週末にゲームがあり浦和は中2日、京都は中3日の試合だった。それでも前半から激しさの見られる展開になり、「非常にアグレッシブな試合だった」と森保監督も話した。浦和はFW松尾佑介が2試合連続ゴールを決め、後半にはMF渡邊凌磨も得点して2-1の勝利を収めた。その2人について「渡邊は良いプレーをしていたし、怪我から復帰して攻撃にアクセントをつけて得点に絡んでいる。松尾も点を取って、良いプレー見せてくれていると思う」と話した。
日本代表の次の活動は6月のすでに出場を決めている2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のラスト2試合になるが、その後は国内組が中心になると見られるE-1選手権が待つ。Jリーグの視察が直接的につながると見られる選手選考について、森保監督は「毎回のミーティングで絞りながらも広がっていくという(笑)。それが正直なところというか、我々の中で起こっている状況です」と、現状を話した。
この試合の両チームには、海外でのプレー経験を持ち国内復帰した選手も所属している。森保監督は「国内だけではなくヨーロッパの違うサッカーの歴史がある舞台で戦っているし、同じサッカーでも別競技と海外で戦ってきた選手が比較して言葉に出るということは、グローバルスタンダードを経験してきた選手たちがまた日本のサッカーに刺激を与えてくれて、急成長している中でもさらに成長し、世界基準がありながらも日本の良さがあるJリーグによりなっていってほしい。そういう中で存在感を発揮してほしい」と、そうした選手たちへの期待を話していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)