久保建英は「いま圧倒的」 柿谷曜一朗が大絶賛…最大化する「アルゼンチン作戦」とは?

久保建英は「調子を落としようがない」選手
元日本代表FW柿谷曜一朗氏が「FOOTBALL ZONE」公式YouTubeに出演し、森保一監督率いる日本代表のシャドーの組み合わせについて語った。中でもMF久保建英については「いま圧倒的」と大絶賛。独自の視点から、天才MFを最大限に生かす“アルゼンチン作戦”なるアイデアを披露し、ファンの間でも話題を呼びそうな提案を行った。
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「久保くんは今から調子を落とすことがないと思う」。そう語った柿谷氏は、その理由を「あれだけボールタッチする選手は調子を落とすことがない。試合中に精度が高まる選手」と説明した。そのうえで「いま全体的なスキルもそうやけど、圧倒的かな。今に始まったことじゃないけど」とし、久保の存在感が日本代表の中でも高まってきていることを指摘した。
そんな久保の特性を最大限に生かす方法として、柿谷氏が「俺の願望であって……」と持ち出したのが「アルゼンチン作戦」だ。「久保くんを(アルゼンチン代表FWリオネル・)メッシと仮定してリターンはほぼ久保くんに返すという方法。とにかく球を触らせる」と言うスタイルを提案した。ただ「日本人、みんなでというチームやから森保さんがそれをするわけはないし、久保くんも分かっている」としつつ「面白いんじゃないかな」とあくまで持論として伝えた。それでも、久保の能力を最大化するなら、ボールの起点として常に関わらせるという発想に一定のリアリティーを感じさせた。
久保の“相棒”に最適なのは南野拓実?
久保との“2シャドー”の組み合わせについて問われた柿谷氏は、「俺は(南野)拓実がいいと思う」と明言した。その理由について、「タイプ的にどちらもボールを受けることをビビらへんのが特徴」という共通点を挙げた。二人ともボールを受ける場面でためらいがなく、試合の中で自然と絡み続けるタイプの選手だという。
南野と久保の関係性は「考えてというより『とりあえずパス渡せ』という感じやからお互いが理解し合えている」と評し、感覚的に噛み合っていると分析した。
「周りの選手がどうこうじゃなくて、彼(久保)もその自覚があると思う。彼の覚悟のような」。そう語る口ぶりからは、久保が今の日本代表を牽引できる人物としての期待がにじみ出る。シャドーの組み合わせ、そして久保を中心に据えるかどうか。森保ジャパンの戦術がどのように進化していくのか、今後の采配にも注目が集まりそうだ。