大混戦のJ1は「世界でも特別なリーグ」 3日連続視察の森保監督が“熱弁”「魅力上がってる」

3日連続でJ1リーグを視察
日本代表の森保一監督が4月13日、東京・国立競技場で行われたJ1リーグ第10節・FC町田ゼルビア対浦和レッズの試合を視察した。15位だった浦和が、4位の町田に2-0で勝利した試合後に取材に応じた指揮官は「J1は1位から20位まで本当にどこが勝ってもおかしくない、世界でも特別な戦いがあるリーグかなと思います」と話した。
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11日にはFC東京-柏レイソル(国立)、12日はセレッソ大阪-鹿島アントラーズ(ヨドコウ)、そしてこの日と3日連続でJ1を視察。「今日は2対0という試合になりましたけど、ここのところ視察した試合は終了間際まで勝敗がどうなるか分からないエキサイティングな試合ばかりだったので、Jリーグの魅力が上がってきているなとすごく感じています」と語った。
この日で第10節が終了。開幕から3連敗とスタートダッシュに失敗したアビスパ福岡が巻き返して首位に立ち、2位には京都サンガFCが浮上。一方、名古屋グランパスが20位、横浜F・マリノスが18位に沈むなど大混戦となっている。「予算規模が大きかったり、いわゆるビッグクラブが当たり前のように上位にいるヨーロッパのリーグとは違って、Jリーグ、J1は1位から20位まで本当にどこが勝ってもおかしくない。そういった意味では色んなコンセプトのもとに戦いが繰り広げられて、順位も本当に分からないというのはJリーグの良さかなと思います」とコメントした。
一方、混戦模様は、代表選考においては上位クラブからまとめて選べないなどデメリットの面もある。7月には国内組中心で臨む東アジアE-1選手権がある。「できるだけ上位の結果を出しているクラブから選ぶべきかなというところは、優先順位をつけていかなければいけないかなと思いながらも、順位が変動するので、やはり1位から20位まで、どのクラブにもいい選手がいるというところをニュートラルに見た中で、最終的に決めなければいけない期限の時にどうしていくか、チーム作りを考えていきたいと思います」と明かした。
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)