日本人が欧州で辿り着いた大台「100」 フランスで活躍…地元メディア称賛「高い技術」

日本代表の伊東純也、スタッド・ランス加入後の通算100試合出場を達成
フランス1部スタッド・ランスに所属する日本代表MF伊東純也は、4月12日に行われた第29節のRCランス戦に先発出場を果たし、2-0の勝利に貢献した。チームメイトである日本代表FW中村敬斗が2ゴールを挙げた試合で、伊東はランス加入後の通算100試合出場を達成している。フランスメディア「maxifoot」は、「とても自由にプレーしていた」と評価した。
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伊東はDF関根大輝、中村とともに先発出場をする。試合は前半33分に、中村が左サイドからのクロスを右足でゴールに流し込み先制する。さらに伊東がベンチに退いた後の後半43分にも中村は、長い距離を走って右足でゴールネットを揺らし、チームの勝利を決定づけた。
伊東の通算100試合出場を勝利で飾ったランスだが、その勝利の立役者となった中村は、「7.5」の採点がつけられ、「ランスの決定的な存在となった。チームが難しい局面にあるなかで、このウイングは持ち前の攻撃力でRCランスにとって厄介な存在となった。チームが決定機を逃した後、クロスから落ち着いて先制ゴールを記録した。そして試合終盤には今度はノア・サンギからのパスでゴールを決めた」と評価した。
また、3人の日本人で唯一フル出場した関根は「6」の採点で「ランスの万能DFは、自身の守エリアでしっかり役割を果たした。日本人選手はフィジカルが求められるデュエルでは時折、押し込まれた。それでも彼のエリア内の動きには気を配り、ゴドウィン・コヤリポウへのパスを警戒した。彼のリスタートは文句なしだった。後半の彼の動きとファイティングスピリットは良かった」と、センターバックでのプレーも評価されている。
そして伊東は「ランスでの100試合目となった試合で、ウインガーは自由に動き回り、特にジョルダン・シエバチュの動きをサポートした。速攻を引っ張る能力を持つ日本人選手は、高い技術を生かして正確な連携を見せた。GKライアンにとって直接的な脅威にならなかったが、良いプレーを見せて、最適なテンポで仕掛けていた」と評価している。
ここまで残留争いに巻き込まれているランスだが、伊東が通算100試合目を迎えたダービーでの勝利を浮上のきっかけにできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)