イニエスタがバルサと契約延長を渋る2つの理由 黄金期を築き上げた名プレーメーカーは慎重姿勢

新監督との面会を希望、年齢を重ねた厄介な存在になることを望まず

 バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、契約満了が約1年後に近づいているなか、いまだ契約延長の合意に至っていない。スペインのTV局「カデナ・セール」は、サッカー番組「エル・ラルゲロ」内で2つの理由によりイニエスタが合意を渋っていると報じている。

 1つ目の理由は、ルイス・エンリケ監督の後任問題だという。現地時間19日のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦でイタリア王者ユベントスとホームでスコアレスドローに終わり、2戦合計0-3でベスト8敗退が決まった。その8強進出にしても、16強の時点でパリ・サンジェルマンを相手に初戦0-4という大敗から奇跡の逆転劇で決めたものだった。采配と手腕に疑問符がつけられているエンリケ監督は、今シーズン終了後にチームを離れることが決定的とされている。

 そうした状況を受け、イニエスタは新監督との面会を希望しているという。誰が新監督としてチームを率いるかを知ったうえで、会談を持ってから契約延長への判断材料としたいという意向を持っていると報じられている。

 また、もう1つの理由はイニエスタの年齢からくるものだという。5月で33歳になるイニエスタは、現行契約の満了時には34歳になる。イニエスタ自身はチームにとって有用な存在でないのにチームに残り、年齢を重ねた厄介な存在になることを望んでいないという。そうした自身の状況を見極める意味でも、契約延長に対する判断には慎重になっているとされた。

 

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