元J助っ人がSNSで現役引退を表明「使命を果たした」 川崎での5年間は「最高の経験」

レアンドロ・ダミアンが現役引退【写真:小林 靖】
レアンドロ・ダミアンが現役引退【写真:小林 靖】

FWレアンドロ・ダミアンは川崎で5年間プレーし、53得点を挙げた

 2019年から2024年にかけて、川崎フロンターレで活躍した元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンが、自身のインスタグラムを通じて現役を引退することを発表した。自身のインスタグラムに「今日、私はサッカーに別れを告げる」とスパイクを脱ぐ発表をしている。

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 川崎ではリーグ戦通算127試合に出場して53得点を挙げたストライカーは、2度のリーグ優勝、1度のリーグカップ優勝、2度の天皇杯優勝などのタイトルを川崎にもたらした。個人としても2021年にはMVPと得点王をダブルで獲得し、川崎の黄金期を彩った一人となっている。

 数々のスーパープレーを日本でも見せたレアンドロ・ダミアンは3つの投稿に分けて、思いを綴った。「私の物語のなかで、スパイクを脱ぐという大きな決断をする時が来た。今日、私はサッカーに別れを告げる」と切り出し、「子供の頃の夢が実現した。父、家族の絶え間ないサポートと努力によって、サッカー選手になるという遠くにある目標を達成することができた」と続けた。

「友人、ファンの愛情、所属したクラブへの経緯、何よりも感謝の気持ちを抱いて、これからも生きていく。すべての始まりはサンタカタリーナへのドライブから始まり、インテルナシオナルでの忘れがたい瞬間へ続いた。そしてカナリアのユニフォームを着る夢につながり、日本での歴史的な瞬間まで、私は勝者であり続けた」

「多くの勝利、多くのタイトル、敗北もあった。何よりチャレンジを続けるなかで、アスリートだけではなく、人間としても成長していった。この旅は、汗と信念、そしてサッカーへの忠誠と情熱で成り立っており、私とともに永遠にあり続ける思い出になった。自分の通って来た道を誇りに思う。決して簡単なことではなく、転ぶたびに立ち上がった。その対価は表現できないものだった。サッカーという旅におけるすべての歩みで全力を尽くした」

 2つ目の投稿までにこう綴ったレアンドロ・ダミアンは、3つ目の投稿で川崎での時間について書き留めている。

「私は常にチャレンジに突き動かされてきた。そして、川崎フロンターレのユニフォームを着ることは、疑いなくキャリアにおける最高の経験になった。日本で経験したことは、サッカーを超越したものだった。忘れることが不可能な5年間であり、心の底から『ありがとう』と感謝することしかできない」

「サッカーに『さよなら』を告げるのは簡単なことではない。だが、使命を果たしたという思いで満ちている。この道のりをともに歩んでくれたすべての人に感謝をしたい。ありがとう、サッカー!」と、サッカーボールとハートの絵文字で締めくくられている。

 この投稿には多くの反響が寄せられており、「たくさんの感動をありがとう」「凄い選手だった」「日本に来てくれてありがとう」「間違いなく川崎のレジェンド」「あなたの献身を忘れません」「心から応援できて幸せだった」「たくさん魂揺さぶられました」といった声が、Jリーグの歴史に名を残すブラジル人に贈られている。

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