欧州日本人は「将来性あるGK」 価値は23億円まで上昇…伊代表OBが絶賛「非常に現代的」

鈴木彩艶をルカ・ブッチ氏が絶賛
イタリア1部セリエAのパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶について、OBで元イタリア代表GKのルカ・ブッチ氏が「ヨーロッパに視野を広げても将来性あるGKだ」と称賛している。
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浦和レッズの下部組織で育った鈴木は早くから将来性を見出され、クラブ史上最年少の16歳5か月でプロ契約。2021年に19歳でデビューすると東京五輪の代表にも名を連ね、23年にベルギー1部シント=トロイデンへ移籍した。そして1シーズンをプレーすると昨年夏に、かつて元日本代表MF中田英寿氏もプレーした名門のパルマへ。セリエBからの昇格組で戦力的な厳しさもあるなかでレギュラーを獲得し、試合途中で退場処分になった1試合と出場停止の1試合を除きフル出場を続けている。
パルマ専門ニュースサイト「パルマ・ライブ」がブッチ氏にインタビューを実施。鈴木について「彼は素晴らしく、このカテゴリーに適したGKを見つけたのではないか」と問いかけると、ブッチ氏は「とても若く、非常に現代的なGKだ。ベルギーでプレーしていたころから、ずっと彼のことを気に入っていた。彼は我々のセリエAだけでなく、ヨーロッパに視野を広げても将来性あるGKだと思う」と称賛した。
パルマへの移籍時、ボーナス込みで最大1000万ユーロ(約16億円)と言われた移籍金だが、ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」における市場価値は現在1400万ユーロ(約23億円)まで上昇している。
浦和からベルギーへの移籍時には、イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドも獲得に乗り出したとされる鈴木だが、着実な出場機会を得ながら欧州でステップアップを果たし、ますます注目の存在になろうとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)