FIFAがクラブW杯開催国に158億円寄付 米11都市を支援「影響を感じられるように」

クラブW杯は6月に開催
国際サッカー連盟(FIFA)は4月10日、今年のクラブ・ワールドカップ(W杯)を開催する米国の11都市それぞれに100万ドル(約1億4000万円)を寄付することを発表した。
クラブW杯は過去の6大陸の王者に開催国王者を加えた7チームのミニトーナメントを毎年行う方式から、各大陸内でポイントなどの選出基準を設けて4年に1回、32チームでグループリーグと決勝トーナメントのある大規模な大会にリニューアルされ、今年がその1回目になる。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は「米国で開催されるクラブW杯のレガシーとして、試合を開催する11都市それぞれに100万ドルを寄付し、地域の社会貢献プロジェクトを支援する」と述べている。そして「理想としては、各都市で最も支援が必要な地域にミニピッチを設置し、そこで子供たちとサッカーのアクティビティを企画する。この画期的な世界大会の影響が今後何年にもわたって感じられるようにしていく」とした。
また、インファンティーノ会長は今年1月の大規模な山火事で被害を受けた地域の救急隊員に対し、ロサンゼルスのローズボウル・スタジアムで行われる試合のチケットを1人あたり2枚プレゼントして招待するとしている。
11都市の総額で1100万ドル(約158億円)に上る巨額の寄付が行われる今大会は6月13日に開幕。日本からは浦和レッズが出場し、シアトルとロサンゼルスでグループリーグの試合を戦う。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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