J1強敵に「12試合の勘違い」 なんとホームで12連敗中…負のデータ打ち破るのは幸福の神様?

C大阪は鹿島にホームゲームで12連敗を喫している
J1セレッソ大阪が4月9日、大阪市内で第10節鹿島アントラーズ戦に向けて公開練習を実施した。C大阪は鹿島とのホーム戦でなんと12連敗中。2010年以降、勝ち点を挙げられていない強敵だ。この一戦にクラブは11戦無敗の“ビリケンさん”来場を決めて迎え撃つ。不敗の幸福の神様の後押しを受け、MF北野颯太やFW中島元彦ら若手の躍動に期待が懸かる。
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桜満開の練習場。約1時間半のトレーニング後に選手たちは表情を引き締めた。チームはここまで9試合を終えて2勝3分4敗で15位。アーサー・パパス監督1年目のコンセプトが浸透しかけている中で、上位の鹿島を倒せば波に乗ることができる。
一方で、強敵であることは確か。C大阪は鹿島とのホームゲームでなんと12連敗を喫している。ただ試合内容に圧倒的な差があるわけではなく、DF進藤亮佑は「1試合1試合を見ていけば鹿島に対してよくやったなという試合。負けてしまったけど。次やれば勝てるんじゃないかと思いながら12試合すぎていったと思う」。しかし、それは「次勝てる、というのは12試合の勘違いだった」と認める。だからこそこの1試合に懸ける思いは強い。
今季9試合4得点の北野は「やっているサッカーに自信はある。全員が責任を持って90分を戦い抜く」。ここ4試合はゴールから離れており「やっぱり焦る。1試合取れなかったらやっぱり焦りましたね」と本音も吐露。中盤の“相棒”中島とともに勢いをもたらせたい。その中島も「追加点を取れていたら(今季のほかの試合も)違う展開にもなっていた。そこにフォーカスを当てられたら」と意気込む。
相手には昨季までC大阪に在籍したFWレオ・セアラもいる。強力な攻撃陣を誇る鹿島との対戦に勝利の“神様”ビリケンさんも来場。2008年からこれまで11戦無敗、直近の3試合はガンバ大阪との大阪ダービーに訪れ、2勝1分と抜群の勝率を誇る。ビリケンさんの不敗神話にもあやかって、勝ち点を奪いに行く。