W杯で仰天の経験「宿舎はできていなかった」 柿谷曜一朗が明かした11年前の秘話

ブラジルW杯について語った柿谷曜一朗【写真:徳原隆元】
ブラジルW杯について語った柿谷曜一朗【写真:徳原隆元】

柿谷曜一朗氏がブラジルW杯について回顧

 昨季限りで現役を引退した元日本代表FW柿谷曜一朗氏が「FOOTBALL ZONE」公式YouTubeに出演。森保一監督率いる日本代表について語ったり、自身が出場したブラジル・ワールドカップ(W杯)での苦悩も赤裸々に明かした。ブラジルの地では驚愕の経験をしたという。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 2013年、東アジアカップ(現・E-1選手権)で初めてA代表入りした柿谷氏。すでにブラジルW杯への出場権を得ていたチームに最終予選を経験せず激動の1年間を過ごし、本大会のメンバー入りを手繰り寄せた。当時、コンディション作りにおいては「悪かったというわけではないと思う。雰囲気も良かった」と明かした。だが、現地では驚きの経験をしたという。

「ホテルから出られなくて、カーテンも閉まっているし、外の風景を見ながらという感じではなかった。でもブラジルっぽさというか……僕らの泊まる宿舎はまだできていなかった。間に合ってなくて、適当さは出ていた(笑)。ブラジルらしい感じかなやなと思いました。俺の部屋の水は流れへんとか。ずっと溜まっていっているし、袋も付いているままとか。まあでもブラジルにそもそもそういういろんな場所がなかったというのもあると思いますけどね」

 それでも適応して「ストレスはなかった」とした。次は北中米大会。また長距離の移動や時差、コンディションを保つことは課題の1つになると予想される。柿谷氏は「海外でやっている選手ばっかりやから、移動には慣れていると思う。俺は、時差ボケがあろうが睡眠不足であろうがプレーすると決まったらもう関係ないと思っていたタイプだった。今の選手たちは朝から規則正しくルーティンが確立されていると思う。維持できるかは一番重要だと思う」と指摘した。

 W杯ではピッチ外のこととも戦っていかなければならない。その準備を森保ジャパンはしっかりしていくはずだ。

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