日本人へのタックルが「どう見ても危険」 乱闘騒ぎに発展…疑惑判定に「有り得ない」

スタッド・ランス伊東純也が危険なタックルを受けるもノーファウルで物議
フランス1部スタッド・ランスは現地時間4月6日にリーグ・アン第28節でストラスブールとホームで対戦し、0-1で敗れた。後半に日本代表FW伊東純也が相手のペナルティーエリア内で危険なタックルを受けるもノーファウルとなった判定が物議を醸した。
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前節リーグ戦で16試合ぶりの白星を挙げたスタッド・ランスは伊東、中村敬斗、関根大輝の日本人3選手が揃って先発出場。しかし、前半4分に奪われたリードを返すことができずに敗戦となった。これで今季6勝14敗8分。勝ち点26のまま足踏みで、昇降格プレーオフ圏内の16位へと後退した。
波紋を呼んでいるのは後半アディショナルタイムのプレーだ。ストラスブールのMFバレンティン・バルコが自陣エリア内右で伊東を押し倒したが、判定はノーファウルに。左サイドからのロングボールを受けようと落下点に入った伊東に対し、バルコは競り合おうとせず、飛んでくるボールも見ずに一直線に伊東に向かっていったようにも見える危険なプレーだっただけに、スタッド・ランスの選手やベンチのスタッフも判定に不満を示した。
そして、倒された伊東がバルコを突き飛ばしたことをきっかけに両軍の選手が入り乱れる乱闘騒ぎとなり、両チーム1人ずつが退場となった。それでも試合の行方には影響なく、スタッド・ランスはそのまま手痛い敗戦を喫する結果となった。
スタッド・ランスのジャン=ピエール・カイヨ会長は試合後のインタビューで「VARの担当者は広告のようにハンバーガーを食べていたに違いない」と判定を痛烈に批判した。さらにSNS上でもファンから「全然ボール見てない」「どう見ても危険」「これをノーファウルは有り得ない」と判定への疑問を投げかける声が上がっていた。