ドルトムントが勝つには「ミラクルが必要だった」 UEFA公式の担当記者がCLモナコ戦を分析
あまりに大きかった第1戦直前の爆発事件
「ムバッペの先制点は、ドルトムントの夜にならないだろうという最初のサイン。ファルカオのヘディングによる2点目は、ミラクルが必要という前兆だった」
ポッター氏は「ロイスが1点を返して、ドルトムントのカムバックがまだあり得るかもしれないと予感させたが、モナコは落ち着いていた」と、試合巧者ぶりも称えた。
第1戦でドルトムントは、スタジアムに向かう途中でチームバスが爆発に巻き込まれ、スペイン代表DFマルク・バルトラが負傷するというアクシデントに見舞われた。精神的なショックを抱えながらも、24時間後には翌日に延期された試合を行わなければならず、ドルトムントは有利なはずのホームゲームを2-3で落とすという不運も重なった。
事故の衝撃を払拭するためには、奇跡を起こすほかはなかったようだ。ドルトムントが挑んだ2季ぶりのCLは、準々決勝の舞台でその幕を閉じた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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