柿谷曜一朗が激白…10代でアーセナルなどビッグクラブからオファー ベンゲル監督から直接「入ってくれ」

ビッグクラブからのオファーを回顧した柿谷曜一朗氏【写真:徳原隆元】
ビッグクラブからのオファーを回顧した柿谷曜一朗氏【写真:徳原隆元】

柿谷曜一朗氏が那須大亮氏の公式YouTubeチャンネルで10代の経験を告白

 元日本代表FW柿谷曜一朗氏が、元Jリーガーで現在はYouTuberとして活動する那須大亮氏の公式YouTubeチャンネルに出演。かつてイングランド1部アーセナル、イタリア1部インテルの下部組織、スペイン1部レアル・マドリードのセカンドチームの練習参加したことを明かした。その後、当時アーセナルのアーセン・ベンゲル監督からは「入ってくれ」と熱烈なオファーもあったと言う。

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 現役時代、U-17ワールドカップ(W杯)で世界的な活躍を見せて“天才”と大きな注目を浴びることになった柿谷氏。その前の2006年、アーセナル、インテルからオファーを受けて練習参加していたと当時を振り返った。

「1週間ぐらいの練習期間を経て、最後帰る前にベンゲル(当時アーセナル監督)に呼ばれた。ベンゲルの部屋に通訳の人と一緒に行って『入ってくれ』と言われた。『お前は日本でやるべきじゃない。こっちのレベルに適しているから今すぐにでもこっちの選手としてプレーしなさい』と言ってくれたんですよ。通訳の人にそうやって聞いて『でもちょっとごめんなさい。インテルの方の練習にも行くので』と(笑)」

 当時は16歳。ビッグクラブからの名将から直接オファーを受けても堂々と言ってのけた柿谷氏は「本来は即決でいい話。僕がその時は冗談に聞こえたのか、自分にその覚悟がなかったのかで『いや僕なんか』みたいな感じで終わりました」と、貴重な経験を積んだようだ。

 その後、インテルの練習にも参加。当時は世界最高峰と言われていたセリエAでの挑戦は「イングランドの人たちよりもイタリアの人たちが冷たく感じて。日本人が何しに来たん?みたいな扱いを結構受けて。U-21に参加させてもらったんですけど、急に2泊3日で遠征に行くと言われた」

 予想外の展開となり、16歳の柿谷少年も困惑。チームメイトと英語でコミュニケーションを取ろうとしても伝わらず、3人部屋で「2つのベッドと1つの簡易ベッド。俺は何も言わずに簡易ベッドに歩いていくしかないじゃないですか。それで2泊3日過ごしてめちゃくちゃ嫌でした。プレーはするけど嫌な記憶しかないぐらい、インテルは記憶がない」と強烈な思い出として残ったようだ。

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