“M23ダービー”で日本代表対決が実現 鎌田大地が決勝点の起点も…三笘薫は足を痛めて途中交代

クリスタル・パレス戦に出場したブライトンMF三笘薫【写真:Getty Images】
クリスタル・パレス戦に出場したブライトンMF三笘薫【写真:Getty Images】

三笘はリーグ戦11試合連続で先発出場

 プレミアリーグのブライトンは4月4日、リーグ第31節でクリスタル・パレスとアウェイで対戦し、1-2で敗れた。ロンドンとブライトンを結ぶ高速道路にちなみ、“M23ダービー”と名付けられた一戦。日本代表MF三笘薫は2列目の左、クリスタル・パレスの同代表MF鎌田大地はダブルボランチの一角で先発し、日本人対決が実現した。

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 試合はいきなり動いた。前半3分、クリスタルパレスのFWジャン=フィリップ・マテタがペナルティーエリア左に進入すると、思い切って左足でシュート。これがネットを揺らし、ホームチームが先制に成功した。

 追いつきたいブライトンは、三笘を中心に反撃を開始。前半12分、左サイドでボールを受けると、中に切れ込んでシュートを放ったが、大きくゴールを外れた。同20分にもスピードに乗ったドリブルで突破を図ったが、DFに止められた。

 ボールを握り攻勢を強めたブライトンは、同31分に右サイドからのクロスをFWダニー・ウェルベックが右足で押し込み、同点に追いついた。同36分にはカウンターで左サイドを抜け出した三笘が、ゴール中央へ走り込んだ味方へパス。だが少し長くなり、思わず頭を抱えた。前半を1-1で折り返した。

 後半に入ると、三笘にヒヤッとする場面が訪れた。6分、ピッチ中央でドリブルした際に、遅れ気味にチャージしてきた相手DFと交錯。右足首を抱えて、ピッチに倒れ込んだ。心配した鎌田が駆け寄るシーンもあった。その後も一旦はプレーを続けたが、同18分にFWサイモン・アディングラと交代した。

試合は後半10分にホームチームが再び勝ち越した。鎌田が相手を引き付けて、FWエベレチ・エゼに展開すると、最後はDFダニエル・ムニョスが右足でミドルシュートを決めた。その後、クリスタル・パレスは途中出場のFWエディ・エンケティアが2度の警告を受けて退場。アディショナルタイムにもDFマーク・グエヒが2度目の警告で退場となり、9人となる事態となった。だが同51分に抜け出した鎌田を倒したDFファンヘッケが2枚目のイエローカードで退場となり、ブライトンも10人に。ホームチームがそのまま、逃げ切りに成功した。鎌田はフル出場で勝利に貢献した。

 ブライトンはアストン・ビラ戦に続き連敗となり、チャンピオンズリーグ出場権争いから後退。三笘は交代後もベンチで試合で見守っていたため、大怪我ではないと見られるが、状態が心配される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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