ミラン新加入のスソが所信表明 「ふさわしいチャンピオンズリーグという場所に戻す」

期待高まる新鋭

 リバプールからACミランに新加入したU-21スペイン代表のMFスソは、不振の強豪を復権させることを誓った。スペイン地元紙「マルカ」が報じた。

 2010年にリバプールに加入した左利きのパサーは、移籍の理由をこう語った。

「僕の契約は6月の更新時期が近づいていたけれど、リバプールの条件はプレー面からも経済的な面からも満足できなかった。子供のころにリバプールにやってきて、多くを学んだけれど、彼らはそこまで僕に信頼を寄せていなかった。だから環境を変えようと思ったんだ」

 ミランと4年契約を結んだスソは、来季の欧州チャンピ オンズリーグ出場権獲得に貢献することを誓った。

「ミランは僕に必要な全てを提供してくれた。信じられないような歴史を持った偉大なクラブ。今が絶好調な時期ではないとしてもね。僕の目標は、できるだけ試合に出て、ミランにふさわしいチャンピオンズリーグという場所にチームを戻すこと」

 スソは、エンポリに期限付きで移籍したMFリカルド・サポナーラの背番号「8」を引き継いだ。ミラン首脳陣からも、大きな期待を集めている。
 フィリッポ・インザーギ監督は「辛抱強くなるんだ。プレミアとセリエAは大きく違うので、適応することが大事になる」とスソにアドバイスを送ったという。現在アジアカップ出場中の日本代表FW本田圭佑とポジションを争うことになる。そのテクニ ックとパスセンスはリバプールでも屈指だった新鋭には、ミラン再建への期待が高まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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