世界一撃破で「日本のサッカーにリスペクトを感じる」 現地で実感「グッジョブ」…MVPエースが国内で示す“価値”

エース田中美南は結果を追い求める【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】
エース田中美南は結果を追い求める【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】

なでしこジャパンのエース田中美南はコロンビア戦でも「スタイルを出していきたい」

 日本女子代表(なでしこジャパン)は4月4日、大阪府内でトレーニングを実施。6日に行われるコロンビア女子代表との親善試合に向けて全員で汗を流した。エースのFW田中美南は2月の初優勝を飾ったシービリーブスカップでMVPを獲得。13年ぶりにアメリカを倒し、所属の米国女子サッカーリーグのユタ・ロイヤルズでも大きな反響があったという。ニルス・ニールセン監督体制の国内初陣でもエースとして世界に“新生なでしこ”を見せつける。

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 偉業を達成したなでしこが凱旋だ。米国で行われたニールセン体制で初の国際大会、シービリーブスカップではアメリカに2-1で勝利を収め、初優勝を飾ったなでしこジャパン。これまでアメリカとは40回の対戦で1度しか倒せていなかったが、13年ぶり2度目の白星を挙げた。この大会で4得点3アシストと大暴れでMVPに輝いたのがエース田中だった。

「ニールスさんが提示してくれたことが自分たちで体現できた。あの期間は本当に意識の部分だけしか変わっていないと思うんですけど、それでもああいうサッカーができた。もちろんゴール、結果が出たのは大きかったのかなと思います」

 FIFA女子世界ランク1位のアメリカ、コロンビア、オーストラリア相手に3勝しての優勝。もたらしたものは自信だけではなかった。普段、アメリカでプレーする田中はその反響を肌で感じた。

「チームメイトとかの反響も大きかった。グッジョブ、ナイスとか声をかけられて。(所属クラブの)監督がすごく喜んでいました(笑)。試合でアウェーに行っても声をかけてくれる人が増えたり。日本のサッカーをアメリカ現地の人たちも好きだし、すごくリスペクトを感じる。本当に自分としてはアメリカでプレーしていて、嬉しかった」

 進むべき方向が定まって帰ってきた日本。新生なでしことして初の国内開催だ。シービリーブスカップでは4-1で勝利したコロンビアと対戦する。「日本らしいサッカーや日本でできると言うことで楽しみにしてくれるお客さんも多いと思う。より多くのゴールを届けられるように流動的に作りながら、自分自身もスタイルを出していきたい」。再び世界一を掴むため、なでしこジャパンは「結果」を求めていく。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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