ミラノダービーの長友は「選手交代の被害者」 伊メディアがインテル監督の采配を検証

序盤から対峙したミランのスソを封じるも、終盤にアシストを許す

 インテルの日本代表DF長友佑都は、15日にACミランと対戦した伝統のミラノダービーにフル出場し、相手のエースFWスソとマッチアップした。インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」は、2-2のドローに終わったダービーを検証。長友はステファノ・ピオリ監督による選手交代の被害者になったと分析されている。

 長友は左サイドバックで10試合ぶりにスタメン出場し、ミランの右ウイングであるスソとマッチアップした。スソも試合後に「自分にとって最も難しい試合だった」と語るほどに長友は序盤から封じ込んでいたが、2-0でリードした後半38分にキックフェイントから縦への突破を許し、DFアレッシオ・ロマニョーリの追撃弾のアシストを許していた。

 試合後に「1対2の状況では、スソの左足をケアするしかなかった」と振り返った長友だったが、記事ではその状況を生んだのがピオリ監督によるMFイバン・ペリシッチからMFエデルへの間違った選手交代であと分析されている。

「最も危険でマークするべきスソについていた長友は、左サイドのペリシッチと連携して封じ込めていた。ペリシッチが左ワイドを攻撃することで、スソもポジションを下げざるを得なくなっていた。しかし、このポジションをエデルに変更すると、彼は中央の守備を優先した。その結果、スソは自由を得て長友は孤立した。ロマニョーリのゴールの場面は、その典型的な例だろう」

 

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