”ジャンケン”で勝ち取った直接FK弾 壁が動いて相手を翻弄、驚きのアイデア「コーチが考えてくれた」

町田の相馬勇紀が決勝弾でアウェー戦勝利に貢献
FC町田ゼルビアは4月2日、J1リーグ第8節でガンバ大阪と敵地で対戦し1-0の勝利を飾った。勝ち点3に導いたのはMF相馬勇紀。蹴った瞬間に壁も動くデザインされた直接フリーキック(FK)弾が決勝点となった。
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相手を翻弄した。前半43分、中央約20メートルの位置でFKを獲得。キッカーはMF下田北斗と“ジャンケン”して勝った相馬になった。狙い澄ました相馬が蹴った瞬間、壁が一気に散り相手を翻弄。そのままゴール左へ突き刺さった。
「ニアへ絶対蹴ると思っていたと思う。壁ないところに蹴りました。(味方の壁が動いたのは)作戦ですね。セットプレーコーチが考えてくれたのが(相手を)惑わせたと思います。コースはもうちょっと上を狙ったけど、左右という基準では合っていました」
セットプレー担当が捻り出した珠玉のアイデアだった。相馬は「自分たちが想像もつかないいろんなアイデアをどんどん出してくれる。本当に感謝しているし、そこのクオリティーを出さないといけないのは僕や下田選手。いろんなことがあるのでもっともっとやっていきたい。これがうちの良さだと思う」と、デザインされたセットプレーに自信を見せた。
チームはこれでリーグ戦5戦負けなし。「今季は優勝を狙っている」として、相馬自身も「シーズン終わった時に20ゴール&アシストに絡んでいたい。そうしたらチームは優勝できると思う」と、目標を据えている。勝ち点16に乗せ、首位鹿島アントラーズと並んだ。町田の勝利のカギ、セットプレーはこれからもJ1の舞台で驚きを与えそうだ。
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