ソシエダ、レアル戦は延長戦の死闘で惜敗 両軍で8ゴールの壮絶打ち合い…久保がアシストも準決勝敗退

マドリード戦で躍動した久保建英【写真:Getty Images】
マドリード戦で躍動した久保建英【写真:Getty Images】

ソシエダは粘りを見せる4ゴール奪取もあと1歩及ばず

 日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部レアル・ソシエダが4月1日、コパ・デル・レイ(国王杯)準決勝第2戦で敵地のレアル・マドリードと対戦し、2戦合計4-5で競り負けた。久保はオウンゴール(OG)の“引き金”となる仕掛けや、一時の勝ち越し弾をアシストするなど躍動。だが、延長戦に及んだ死闘を制することができず、準決勝敗退となった。

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 0-1で第1戦を終えて、まずは先制したいソシエダ。するといきなり見せた。前半16分、左サイドを抜け出したFWアンデル・バレネチェアが個人技でフィニッシュまで持っていき、ネットを揺らした。

 だが、マドリードの反撃にあう。前半30分にFWヴィニシウスのパスを抜け出したFWエンドリッキに鮮やかなループ弾を決められた。

 2戦合計で1点を追うソシエダは終盤にドラマを見せる。後半27分に久保がペナルティーエリア内で果敢にドリブルで仕掛ける。MFパブロ・マリンも続いて突破し、その流れからオウンゴールを誘発。追いついたここで流れに乗ったソシエダ。同35分には右サイドでパスを受けた久保が中央へクロス。これをFWミケル・オヤルサバルが決めてソシエダが一気に勝ち越しに成功した。

 しかしレアルは諦めない。わずか2分後にヴィニシウスが左サイドを抜け出して中央へライナー性のクロスを送ると、MFジュード・ベリンガムがボレーで合わせあっという間にゴール。ここで意地を見せたのがレアルだった。コーナーキック(CK)からオーレリアン・チュアメニが頭で決めて再び2戦合計でリードした。

 この日のゲームはこれで終わらない。後半アディショナルタイム3分、ソシエダが止まらない。フリーキック(FK)からオヤルサバルがヘッドを突き刺して土壇場で追いついた。終盤に約20分間で2チーム計5得点。ソシエダは敵地ベルナベウで4ゴールするという壮絶な打ち合いとなった。

 試合は2戦合計4-4で延長戦へ。互いに譲らず、久保は延長後半で退いた。そして延長後半10分、CKからDFアントニオ・リュディガーが頭で流し込んでリードを掴んだ。

 このままレアルが2戦合計5-4で競り勝ち、決勝進出が決定。壮絶な打ち合いを制して劇的な展開の勝利を引き寄せた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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