冨安健洋にバルセロナが関心か 3者に“メリット”と英指摘「移籍を希望している」

バルセロナが冨安健洋の獲得に興味?【写真:徳原隆元】
バルセロナが冨安健洋の獲得に興味?【写真:徳原隆元】

冨安は度重なる負傷で離脱中

 イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋は、スペイン1部バルセロナから関心を示されているという。英メディア「ONE FOOTBALL」は「バルセロナは先発落ちしたアーセナルのDFを求めている。ガナーズは売却するべきか」と見出しを打ち、その去就に注目している。

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 記事では「プレミアリーグではリバプールが首位を独走しており、アーセナルはまたもタイトルを逃しそうな状況にある。そうして迎える夏の移籍市場でアーセナルは戦力補強をする必要があり、目立たなくなった選手は夏に去るかもしれない。その一人が冨安だ」と、負傷が続き、公式戦1試合の出場にとどまる冨安がアーセナルでの重要性を落としていると伝えた。

 そして「バルセロナは夏の冨安補強に関心を示している。日本人選手は右サイドバック、センターバック、左サイドバックでプレーできる。出場時間の少ない選手は移籍を希望している。負傷の問題が彼のシーズンにおける成長を阻んでいる」と、その状況を伝えている。

 アーセナルにおける冨安の重要性の低下、さらにバルセロナも財政的な問題で高額の移籍金を準備できないこと。26歳というキャリアの最盛期にいる冨安が出場機会を求めていることを理由に、全員にメリットのある移籍になる可能性を指摘した。

 そして「冨安は気概と優雅さを兼ね備えたDFの逸材であり、アーセナルの万能な日本人スターは生まれながらのセンターバックとして能力が磨かれ、右サイドバックの壁になる。執念深く、すべてのボールを奪い合って滅多に力負けもしない。その一方で高い技術を見せて驚かせる。利き足ではない足でも、ピンポイントのパスを出して、プレッシャーのなかでもドリブルで前進する力で攻撃をスムーズにする」と、守備だけでなく、攻撃面でも評価した。

 さらに「冨安は知性が突出しており、試合を本のように読み解く。ピンチの芽を摘むために完璧なポジションを取る。攻撃面では派手ではないが、信頼性と適応力は戦術的にも理想的であって26歳ながら守備の巨人へ成長しているところだ」と絶賛している。

 これだけ冨安を絶賛しているものの、記事では「アーセナルは間違いなく、この選手を売却して必要な金額を得るべきだ。ミケル・アルテタ監督のもとでは彼に将来性はなさそうであり、出場時間を得られるチームでプレーする方がいい。アーセナルも彼の売却である程度の金額を得られるため、移籍に合意するはずだ」と、予測している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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