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ロナウド育てた欧州名門が来日した理由 日本の子供に驚き「目を引く」「非常に興味深い」

スポルティングがジュニア年代の国際大会「コパ・トレーロス2025」に参加
静岡県御殿場市で3月27日から5日間、ジュニア年代の国際大会「コパ・トレーロス2025」が開催された。国内強豪のほか海外クラブも招待され、U-12とU-11の部それぞれ40チームが参加。ポルトガル代表を数多く輩出する名門、スポルティングCPも3年連続で来日し、昨年のチャンピオンとして連覇を狙った。
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今大会では監督を務めるフレデリコ・フェルナンデスさんのほか、ジョアン・エウゼビオさん、ジョアン・ゴンサルベスさん、ジョルジ・カンデイアスさんがコーチとして来日。では、ポルトガルの強豪クラブが何故はるばる日本にやってくるのだろうか。FOOTBALL ZONEの取材に応じ、4人で回答してくれた。
「昨年と同様に私たちの目標は、克服と犠牲、協力というチームスピリットの価値観を組み合わせてトーナメントのトロフィーを目指して戦うことです。それと同時に、ポルトガルとは異なる文化的背景を体験する機会を選手たちに与えることです」
スポルティングのアカデミーと言えば、ルイス・フィーゴやクリスティアーノ・ロナウドらを育てたことでも有名。ポルトガル代表のスタメンの過半数をアカデミー出身者で占めたこともある。コーチ4人も「私たちのトレーニングの目標は、選手がトップチームに到達できるようにすることです」と断言する。
「そのために選手の個々の成長に重点を置き、心、技、体のどの部分でそれぞれ何を必要としているかを理解しています。アスリートとして様々な状況、つまり自分自身を克服する必要がある困難な状況でプレーさせます。克服、犠牲、闘争心というクラブの価値観をもとにした能力向上が私たちの主な目的です」
そして、対戦した日本の子供たちの能力の高さにも驚いたという。「日本のチームで目を引くのは、彼らがフィールドに持ち込む激しさと闘争心です。そして私たちが見たもう一つの非常に興味深い点は、子供たちが示す素晴らしい運動能力です。敏捷性、協調性、左右の動きなどは印象的です」と教えてくれた。
現在は日本代表MF守田英正がスポルティングのトップチームで活躍中。「守田選手は、これら全ての側面を最高レベルで発揮し、目立った活躍を見せていますよね」と話す。今年はジェフユナイテッド千葉に0-2で敗れて連覇は逃してしまったが、このような機会は両国の選手にとって貴重な経験になるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)