ドルトムント、無念のCL8強敗退 敵地でモナコに1-3完敗 香川は先発フル出場も得点絡めず
2戦合計3-6で終戦 モナコは03-04シーズン以来の準決勝進出
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、現地時間19日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でモナコに1-3で敗れた。逆転劇は起こらず、2戦合計スコア3-6でベスト8敗退となった。勝利したモナコは準優勝した2003-04シーズン以来の準決勝進出。日本代表MF香川真司は先発フル出場した。
試合は交通渋滞の影響でドルトムントのチームバス到着が遅れたため、5分遅れてのキックオフとなった。第1戦ではドルトムントのチームバスが爆発に巻き込まれるという事件で1日遅れの開催になるなど大きな衝撃を与えたこともあり、試合前には両チームの団結の証しとしてサポーターによる「You’ll Never Walk Alone」の大合唱が行われた。
本拠地での第1戦を2-3で落としたドルトムント。最低でも2点が必要という状況で、トゥヘル監督は3-4-2-1システムでのスタートを選択。1トップのFWオーバメヤンの背後に主将MFロイスと香川を並べた。
試合が動いたのは開始わずか3分だった。左サイドを突破したDFメンディが左足でミドルシュート。GKビュルキがキャッチできずに弾いたこぼれ球を18歳FWムバッペが詰めてモナコが先制した。第1戦で2得点を決めていたムバッペは、これでCL決勝トーナメント4試合連続ゴールとなった。
前半17分にはMFルマルの左クロスから主将FWファルカオがヘディング押し込んで追加点。モナコは2トップの活躍でリードを3点に広げた。
追い込まれたドルトムントは前半27分という早い時間で右ウイングバックのDFドゥルムを下げてMFデンベレを投入し、より攻撃的な4-2-3-1システムにシフトした。前半はMFシャヒンの直接FKがゴールポストを直撃するなど惜しいシーンも作ったが、得点は奪えなかった。