バルサ、奇跡の再現ならず ユベントスの堅守崩せず0-0ドロー、CL8強で散る

2戦合計3-0、ユベントスが無敗でベスト4進出 95-96シーズン以来の優勝へ前進

 イタリア王者ユベントスが、伝統の堅守でバルセロナの猛攻をシャットアウトして、UEFAチャンピオンズリーグ4強進出を決めた。現地時間19日に準々決勝第2戦が行われ、ユベントスはバルセロナと敵地でスコアレスドロー。2戦合計3-0で勝ち抜けを決めた。

 第1戦で0-3と敗れたホームのバルセロナは、準々決勝パリ・サンジェルマン戦での第1戦0-4から、第2戦で6-1と大逆転を収めた再現を狙い、通常通りの4-3-3システムをチョイス。第1戦が出場停止のMFセルヒオ・ブスケッツが戻り、最終ラインにはDFサミュエル・ウムティティが起用された。前線は看板3トップ「MSN」で、右からリオネル・メッシ、ルイス・スアルス、ネイマールと並んだ。一方のユベントスは、初戦と全く同じ11人をスタメンに並べた。

 最初の15分はともにゴール前に進出していく一進一退の展開になったが、その後はバルセロナがボールを保持してユベントスに襲いかかるゲーム展開になった。しかし、ここまで大会9試合で7試合が無失点、わずか2失点という堅牢な守備を誇るイタリア王者に対し、バルセロナはゴールに迫りつつも崩し切ることができなかった。バルセロナは前後左右に揺さぶって攻撃を仕掛けたものの、ユベントスの最終ラインは決定機を与えることなく守り、スコアレスで前半を終えた。

 後半に入ってもボールを握り続けたバルセロナだったが、頼みのメッシやネイマールはユベントスの守備陣を前に枠外シュートの山を築き上げてしまい、スアレスはDFレオナルド・ボヌッチとDFジョルジョ・キエッリーニの監視下で思うようなプレーができず。看板3トップが沈黙し、スコアを動かせずに時間が流れていった。

 

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