「メンタル的なダメージは来ている」 白星スルリ…開幕大勝→6戦未勝利の大苦戦、選手が心境吐露

セレッソ大阪【写真:徳原隆元】
セレッソ大阪【写真:徳原隆元】

C大阪は終盤に追いつかれて勝利を逃した

 セレッソ大阪は3月28日、J1リーグ第7節で浦和レッズと対戦して1−1で引き分けた。前半2分にFWラファエル・ハットンの今季2点目で先制し猛攻を仕掛けるも、追加点を奪えず。終盤にかけて押し込まれた展開で失点した。これで開幕戦の勝利以降、6戦勝ちなし。何度もチャンスを作り、勝ち点3目前だっただけに選手は「メンタル的なダメージは来ている」と肩を落とした。

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 スルリと白星が逃げていった。前半2分で先制。その後、何度も何度もチャンスを作り続けた。前半31分にはMF北野颯太のミドルシュートがわずかに枠をとらえられず。後半10分にも完全に崩した決定的なシーンで追加点を奪えなかった。そして後半38分、耐えきれずに失点。悔しいドロー決着となった。

 これで開幕戦で勝利したあと、6試合連続で未勝利。勝利が近い内容だっただけにMF中島元彦は「メンタル的なダメージは来ていると思いますけど、試合はすぐ来る。切り替えてやっていかないといけない」。アーサー・パパス監督も「顔を上げて我慢をしてホームゲームでいい試合ができているので続けていくのが大切だと選手に話した」と鼓舞したという。

 失点の予感はあった。ジリジリと守備の歯車は噛み合わなくなっていた。MF田中駿汰は「後半の途中ぐらいまでは自分たちのビルドアップから上手く前進できていた。でも後半途中くらいからはずっと苦しい展開は続いていた。2点目、3点目は課題ですけど1−0で勝てるチームにならないといけないというのは自分として思っている。割り切って1−0で勝てるように。そこはすり合わせていかないといけないところ」と、心境を吐露した。

 リードを守り切れるように。MF香川真司も「1勝をどう勝ち取るか。泥臭く5バックにするのか、そういうところも含めて。慎重かもしれないけど、それぐらい勝つということは難しいこと。変えることは必要なところでもある」と、もちろん指揮官の決断を待ちながらも「最終的には試合を見ながら決めていきたい」とした。

 1勝は近くて遠い。それでも、着実に前進している。勝ち点3さえ手に入れれば、絶大な自信をつかむことができるはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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