日本が披露「まるでスペインサッカー」 監督理想の連続した“パスワーク弾”が「美しい」

なでしこジャパンが豪州戦で見せた連携弾に反響【写真:Getty Images】
なでしこジャパンが豪州戦で見せた連携弾に反響【写真:Getty Images】

ニールセン監督が振り返る「目指すべきスタイル」の例

 4月6日にヨドコウ桜スタジアムで行われるコロンビアとの国際親善試合に挑むなでしこジャパン(日本女子代表)の招集メンバー23人が3月27日に発表された。この会見でニルス・ニールセン監督が「素晴らしいゴール」と振り返ったのが、2月に行われたシービリーブス・カップ(杯)のオーストラリア戦の3点目だ。美しいパスワークに、ファンからも絶賛の声が届いている。

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 指揮官にとってホーム初陣となる次のコロンビア戦。WEリーグからは9人が選出され、GKの木稲瑠那(サンフレッチェ広島レジーナ)、20歳のDF佐々木里緒(マイナビ仙台レディース)が初招集となった。それでも海外組が多数占めるなか、“世界基準”への進化を選手に求めているニールセン監督は、「目指すべきスタイル」の例としてシービリーブス杯オーストラリア戦でFW浜野まいか(チェルシー)が決めたゴールを挙げている。

 オーストラリア戦の後半7分、左サイドでDF北川ひかるが起点に。FW藤野あおばにボールが渡るとカットインで相手2枚を引きつけ間の門を通す。FW田中美南とのワンツーで中央へ持ち運ぶと、3人目で長谷川が絡みダイレクトで裏へ抜けた田中へ。最後は折り返しを浜野が冷静にゴールネットを揺らし、オーストラリア守備陣を見事に崩した。

 相手5枚を翻弄した“パスワーク弾”は大きな反響を呼び「めっちゃ綺麗な崩し」「まるでスペインサッカー」「美しい」「相手は何も出来ませんでした」「素晴らしい」と絶賛を浴びている。

 今回の招集では怪我のため藤野が不在。よりレベルアップを図る意味でも、4月のコロンビア戦は選ばれた各選手にとって絶好のアピールの場になる。オーストラリア戦のような新たな連係弾が再び生まれるだろうか。

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