“101位”格下に敗戦で緊急会議、解任の噂も W杯アジア予選で「予想外の逆転勝利」

イラク代表のヘスス・カサス監督に解任の可能性【写真:ロイター】
イラク代表のヘスス・カサス監督に解任の可能性【写真:ロイター】

イラクを破ったパレスチナが、W杯初出場への希望をつなぐ

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が3月26日に各地で行われ、グループBではFIFAランク56位のイラク代表と101位のパレスチナ代表が対戦した。パレスチナが2-1で勝利する波乱が起き、米スポーツ専門局「ESPN」は、「予想外の逆転勝利」と驚きをもって報じている。

 グループBで首位に立つ韓国が、ヨルダン代表と1-1で引き分けた。この結果を受けて、2位のイラクは勝てば勝ち点差を「1」に縮めることが可能だったが、パレスチナにまさかの敗戦を喫した。

 イラクとパレスチナの一戦は、前半34分にFWアイメン・フサインが先制ゴールを挙げる。そのまま試合は終盤に入ったが、後半43分にパレスチナはFWウェッサム・アブー・アリが同点ゴールを決める。さらにアディショナルタイム(AT)には、DFアミード・マハイナが逆転ゴールを決めて2-1と逆転した。

 記事では「歴史的なW杯出場へ残されたわずかな望みをつなぐために、勝利を必要としていたパレスチナが1点ビハインドの状況から後半43分、後半AT8分に得点して衝撃的な逆転を見せたことで、韓国は救われた。ショックのイラク代表は、スタジアムを出発する際にDFアカム・ハシェフを置き去りにしたが、それだけではなく数時間後にはヘスス・カサス監督の去就についての会議を行った。一部報道では、同監督は解任される予定だと報じられている」と、格下相手の敗戦が大きな影響を及ぼす可能性を報じている。

 さらに「イラクのつまずきは、AFCアジアカップの決勝進出を果たしたヨルダンにも影響を及ぼし、韓国と引き分けた彼らは2位に浮上した。パレスチナは6月のクウェートとオマーンとの連戦で、予選突破に向けてオマーンとの勝ち点差『4』を埋めることを目指す」と、大逆転でW杯出場を目指すパレスチナについて報じた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング