W杯本大会へサプライズ候補 代表OBが“10代逸材”に太鼓判「もうレギュラー格の一角」【見解】

W杯本大会のサプライズ候補を代表OBがピックアップ【写真:徳原隆元】
W杯本大会のサプライズ候補を代表OBがピックアップ【写真:徳原隆元】

【専門家の目|太田吉彰】サプライズ候補2選手に言及

 森保一監督率いる日本代表は3月20日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選バーレーン戦で勝利(2-0)を収め、史上最速でのW杯出場を決めた。ここから1年3か月、本大会へ“サプライズ”選出の候補を元日本代表MF太田吉彰氏に聞いた。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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 日本は3月シリーズでW杯出場を決め、最終予選は残すところ6月の2試合となったが太田氏は「既存の欧州で活躍している選手が引っ張ってますから、そういった選手がさらに上にっていうところも、もちろん一番いいのかなとは思います」と既存の底上げを期待しつつ、「けど若い選手、例えば後藤啓介選手なんか高さという部分ではものすごくいいのかなと思います」と、ベルギーの名門・アンデルレヒトに所属する、191センチの大型ストライカーの名を挙げた。

 後藤はジュビロ磐田からアンデルレヒトに移籍。セカンドチームが主戦場だったが、1月にトップチーム初ゴールをマークし、さらにUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ最終節でドイツ1部ホッフェンハイムからも得点を挙げた。

 それでも「まだまだ本人も多分経験とかそういったところ、チームでもっともっと結果を残さないとね、レギュラーじゃないですから」と、トップチームではベンチスタートが主で、出場時間は限られている現状に触れた。

 もう1人の候補として「中島選手なんかすごく落ち着いて、もうレギュラー格の一角でやってますから」とサンフレッチェ広島でプレーするMF中島洋太朗に言及。「そういった今回の高井選手じゃないですけど若手の底上げ、ただ若いから選べるんじゃなくて実力でしっかりと勝ち取っていく若手が出てくるとよりチームとしてもものすごく強化されると思います。そういった選手が出てくるとより面白いのかなって、思います」。先日日本サッカー協会から、10月と11月に国内で親善試合が4試合開催されると発表があり、7月には韓国でE-1サッカー選手権が開催。9月にも国外での代表戦が噂されているが、果たしてサプライズ招集があるのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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太田吉彰

おおた・よしあき/1983年6月11日生まれ、静岡県出身。ジュビロ磐田ユース―磐田―仙台―磐田。J1通算310試合36得点、J2通算39試合4得点。トップ下やFW、サイドハーフなど攻撃的なポジションをマルチにこなす鉄人として活躍した。2007年にはイビチャ・オシム監督が指揮する日本代表にも選出。2019年限りで現役を引退し、現在はサッカー指導者として子どもたちに自身の経験を伝える活動をしている。

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