なでしこメンバー23人が発表、4月にコロンビアと対戦 20歳DF佐々木里緒を含む初招集は2人

FIFAランク5位浮上、勢いに乗るなでしこ
日本サッカー協会(JFA)は3月27日、来月行われる国際親善試合のコロンビア戦に挑むなでしこジャパン(日本女子代表)23人を発表した。2025シービリーブス・カップで初優勝を飾った新生なでしこのさらなる進化が期待される。
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4月6日にヨドコウ桜スタジアムで行われるコロンビアとの国際親善試合。なでしこはニルス・ニールセン監督が就任し、2月のシービリーブス・カップでオーストラリア、コロンビア、アメリカを破る快進撃を見せ、この大会で初のトロフィーを獲得した。10年ぶりトップ5返り咲きを果たしている。
これまで日本のゴールマウスを守ってきたGK山下杏也加(シティ)、W杯最年少ゴールの記録を持つMF藤野あおば(シティ)が怪我で不在。その影響もあり「今は多くの選手を試したい」とニールセン監督は新たな選手発掘へ意欲を見せている。
初招集は24歳のGKの木稲瑠那(サンフレッチェ広島レジーナ)と、20歳のDF佐々木里緒(マイナビ仙台レディース)の2人。イングランドのマンチェスター・シティ・ウィメン所属のMF長谷川唯や、ドイツのバイエルン・ミュンヘン女子で活躍する19歳MF谷川萌々子など順当に選ばれた。
ただ谷川は現地時間3月26日のUEFA女子チャンピオンズリーグ(WCL)準々決勝2ndレグのリヨン戦の終盤に負傷交代。ニールセン監督は「谷川選手がまだリストに残っているのは、詳細で公式な情報を受け取っていないから」と言及している。状況次第で変更の可能性も示唆した。
初招集の2人について指揮官は「非常に期待している。チームのスタイルにもフィットしていると思う」と自信を持って答える。「2月と比較して現在はシーズン中で、パフォーマンスもコンディションも良いということでWEリーグから選んでいる」と、国内戦に向けてWEリーグから計9人が選出された理由を明かした。
また3月22日のWEリーグ第15節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦で、40メートル級のロングシュート弾を決めた広島LのMF上野真実が昨年のシービリーブス・カップ以来、約1年ぶりの復帰を果たしている。
試合はテレビ朝日系列にて全国生中継。さらには「ABEMA」での生配信も決定している。
なでしこジャパンの招集メンバー23人は以下のとおり。
【GK】
平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)
木稲瑠那(サンフレッチェ広島レジーナ)★
大熊 茜(INAC神戸レオネッサ)
【DF】
熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス/イングランド)
北川ひかる(BKヘッケン/スウェーデン)
遠藤 優(三菱重工浦和レッズレディース)
南 萌華(ASローマ)
高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)
石川凛音(三菱重工浦和レッズレディース)
佐々木里緒(マイナビ仙台レディース)★
古賀塔子(フェイエノールト/オランダ)
【MF】
清家貴子(ブライトン/イングランド)
長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド)
杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ)
長野風花(リバプール/イングランド)
中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ)
宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
浜野まいか(チェルシー/イングランド)
松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)
谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
【FW】
田中美南(ユタ・ロイヤルズ/アメリカ)
上野真美(サンフレッチェ広島レジーナ)
植木理子(ウェストハム/イングランド)
★=初招集
(FOOTBALL ZONE編集部)