富山の碓井がハットトリックで千葉撃破

　カターレ富山は3月26日、ルヴァンカップ1回戦でホームにジェフユナイテッド千葉を迎えた。Jリーグで唯一全勝を継続していた千葉に初黒星を付ける展開は話題を呼び、ハットトリックで4-2の勝利に導いたFW碓井聖生の衝撃も広がっている。

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　同じJ2カテゴリー同士の対戦。千葉は今シーズンリーグ6連勝の快進撃を続けており、総得点17と圧倒的な強さを見せている。一方の富山は3勝1分け2敗の6位。直近でサガン鳥栖に0-1で敗れたものの、まずまずのスタートを切っていた。

　両チームの対戦が動いたのは前半5分、ホームの富山が左サイドを崩しMF末木裕也が先制ゴール。同15分に1点を返されるも、碓井の活躍が光ることになる。まずは同22分、こぼれ球を押し込み勝ち越すと、後半7分には1本のパスで抜け出しカウンターを完結。冷静にGKとの1対1を右足で沈めた。

　3-2と1点差とされた富山だったが、後半21分に再び碓井がネットを揺らす。相手のクリアミスをペナルティーエリア内で拾い、倒れ込みながらも左足を振り抜いた。ボールはポストに当たりゴールに吸い込まれている。

　碓井はプロ初のハットトリックを達成。リーグ戦第2節では千葉に敗れていた富山はリベンジに成功している。そんな碓井は富山出身の23歳。中京大学在学中の2023年に地元クラブである富山に特別指定選手として登録された。24年シーズンにはリーグ戦38試合9得点をマークするなど主力に定着している。

　ファンからも碓井の活躍に「地元のヒーロー」「まさにストライカー」「えっぐ」「得点王狙っちゃう？」「両利きやん」「スター性ある」と歓喜。今季J2で好調を維持する千葉を撃破し、リーグ戦でも勢いに乗れるか注目だ。