ドイツ→J初挑戦の”逆輸入”FWが火花 初の多摩川クラシコ…ダービー戦は「特別な意味のある試合」

(左から)合同会見に出席をした佐藤恵允と伊藤達哉【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】
(左から)合同会見に出席をした佐藤恵允と伊藤達哉【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】

佐藤恵允と伊藤達哉が合同会見に出席

 FC東京と川崎フロンターレが3月26日、今週末の29日に行われるJ1リーグ第7節の”多摩川クラシコ”に向けて合同会見を実施。FC東京からはFW佐藤恵允、川崎からはFW伊藤達哉が出席し、2026年北中米ワールドカップ(W杯)への出場を決めた日本代表の影響やダービーマッチへの思いを明かした。

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 W杯出場を決めた森保ジャパンにFC東京からはDF長友佑都、川崎からはDF高井幸大が招集されていた。佐藤はチームに帰ってきた長友に、選手たちから祝福の言葉を伝えたことを話し、「僕もそこに立ちたいと思っている。W杯が決まったのは自分としては嬉しい。W杯に出れるチャンスはゼロではないと思うのでそこに向けて自分は頑張りたい」と代表入りへの思いを明かした。

 一方で、伊藤はA代表初スタメンを飾った高井について「昨日すごくいいプレーをしていて」とサウジアラビア戦のプレーぶりを称え、「僕としては早く幸大が世界のトップクラスのFWと対戦してるところが見たいと、いちサッカー人として思います」と今後の飛躍に期待を寄せた。

 多摩川クラシコでの通算成績では、川崎が24勝9分11敗と勝ち越しているなか、佐藤は堂々の“ハットトリック宣言”。「今年は自分がしっかり活躍をして3-0で勝ってやろうと思っています」と意気込めば、伊藤も「ダービーをしっかり制してそのままの勢いでこの連戦、ACLに向かって行きたいなと考えているので、すごい大事な一戦で勝ちたいと思います」と勝利への思いを話した。

 選手だけでなく、ファン・サポーターにとっても負けられないダービー戦。佐藤は「多摩川クラシコは僕も初めてなのでその雰囲気を感じさせてくれたら嬉しい」と、初の多摩川クラシコを楽しみにしている様子。伊藤はドイツでの経験から「(ダービーは)特別な意味のある試合だと思うので、そこはしっかり勝っていい方向に持って行きたいと思います」と、多摩川クラシコがこの先のターニングポイントになると気を引き締めた。

 お互いにドイツでプロキャリアを積み、そこからJリーグ初挑戦という珍しいキャリアを歩んできた2人だからこそ、多摩川クラシコに懸ける強い思いを感じさせる会見となった。

(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)

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