「これまでになかった」 最終予選で“初”…久保建英が新たなステージ「僕が成長したということ」

2試合連続のスタメン出場となった久保建英【写真:徳原隆元】
2試合連続のスタメン出場となった久保建英【写真:徳原隆元】

久保建英は最終予選の同シリーズで2戦連続で先発起用

 森保一監督率いる日本代表は3月25日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビアと対戦し0-0で引き分けた。MF久保建英は最終予選で同シリーズ初めて2試合連続のスタメンを飾った。さらに2戦連続でプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)を受賞。「2試合連続で使ってもらえるというのは、これまでなかったので、1つ僕が成長したということなのかな、と。目に見える結果として、2試合出させてくれて感謝しています」と手応えを得た3月シリーズだった。

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 大事なホーム連戦。背番号20が2戦連続でピッチに立った。サウジアラビアは戦略的にベタ引きしてきたため、久保は前半からポジションを工夫。MF鎌田大地との2シャドーもスタートからは初めてで「バーレーン戦はお互い中に行くシーンもあったので、そういう場面を作れたら良かった」と反省するシーンもあったが、ドリブルで相手DF2人を抜き去るなど“違い”を作り続けたのはさすがだった。

 久保にとってこのシリーズは収穫となったことだろう。最終予選で同シリーズ、2試合連続スタメンに名を連ねたのは初めてだった。

「2試合連続で使ってもらえるというのは、これまでなかったので、1つ僕が成長したということなのかなと 目に見える結果として、2試合出させてくれて感謝しています。名波コーチが試合前に信頼してるよと言ってくれた。その一言がもらえるだけで選手は嬉しいので。頑張ってよかった」

 8大会連続でのW杯切符を獲得したバーレーン戦、日本にとって大事な節目で圧倒的なプレーを見せ続けてフル出場。最終予選はシャドーの軸がMF南野拓実で鎌田と久保が代わりながら先発していた。そのなかで2試合連続で先発ピッチに立ったことは大きな意味を持つ。

「苦しい時に受け皿になってあげるとか、周りの選手が余裕を持ってプレーできるような、みんなその国を背負って戦うということは少なからず緊張があると思いますし、僕はあまりそういうのがないタイプなので、僕が緊張を和らげるようなプレーを示せたらなと思っています」

 森保ジャパンに深く刻み込まれた「久保建英」という存在。1年3か月後の本大会で、輝き放つ“ピース”となることは間違いない。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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