バイエルン選手らが“誤審勝利”のレアルを「泥棒」と糾弾 「あり得ない」「オフサイドで決まった」
後半39分に2枚目イエローのビダルは激怒 「とんでもない退場処分を受けた」
バイエルン・ミュンヘンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の敵地レアル・マドリードで延長戦に突入する死闘を演じたなか、FWクリスティアーノ・ロナウドのハットトリックなのでレアルに2-4と敗れた。試合内容を左右するレアル寄りの誤審が続いた異常事態に、バイエルンからは「泥棒」と白い巨人への糾弾の声が上がっている。スペイン地元紙「AS」が報じた。
本拠地初戦で1-2と敗れたバイエルンは、第2戦の前半にエースFWロベルト・レバンドフスキが先制点を決めると攻勢に出た。逆転勝利に大きく近づいたが、後半39分に大きな痛手を受けた。チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが相手のドリブルをスライディングで阻止し、相手が大げさに悶絶したために2枚目の警告で退場処分を受けた。ところが実際にはタックルはさして相手に当たっておらず、それは誤審と言えるものだった。
そして、延長戦で決めたロナウドの2発はいずれもオフサイド疑惑が高まっている。ハンガリーのビクトル・カッサイ主審の加勢を受けたレアルの勝利に、バイエルンは激怒している。
退場処分を受けたビダルは「こんな試合で泥棒が起きるなんてあり得ない。2ゴールはオフサイドだ。自分はとんでもない退場処分を受けた。チャンピオンズリーグの試合で泥棒が存在するなんてあり得ないんだ」と怒りを爆発させている。
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