札幌のバカヨコ「今日はちょっと暑かったです。でも、もちろん水は飲めない」

　北海道コンサドーレ札幌は3月23日、J2リーグ第6節で愛媛FCに2-1で逆転勝ちした。新エースとして期待のかかるシエラレオネ代表FWアマドゥ・バカヨコが、待望の今季初ゴール。後半11分に交代するまで、最前線で身体を張り続けたが、「もちろん水は飲めない」と一度も水分を摂取せずに乗り切ったと明かした。

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　最下位の愛媛を相手に前半9分に先制を許す展開となったが、早い時間に追い付くことに成功。同36分にMF近藤友喜が右サイドを突破し、ゴール前に詰めたバカヨコが押し込んだ。試合後には「もちろん最高の気分です。みんなのために決められるというのは最高。チームとしてもすごく気持ちいいです」と振り返った。

　そんなバカヨコだが、イスラム教徒のためラマダンで日中の飲食を断っている。「言い訳ではないですけど、今日はちょっと暑かったです。でも、もちろん水は飲めない。午後5時45分までは飲めないです」と日の出から水分を口にせず。ヴァンフォーレ甲府をホームに迎える次節当日の3月29日まで続くと教えてくれた。

　この日の松山は最高気温22度を超えるなど、まだ雪の残る札幌とは寒暖差も大きかった。「もちろん言い訳になりません。でも、こんなに暖かいと思っていなかったので、ちょっとみんなでびっくりしましたね。だって雪かきしたばかりなので（笑）」とバカヨコ。厳しい環境で掴んだ勝ち点3は、大きな価値がありそうだ。