バイエルン監督、レアル戦の誤審連発に怒り心頭 「レフェリーが酷かった。それ以外は完璧」

アンチェロッティ監督、ハンガリー人主審のレベルの低さを一刀両断

 バイエルン・ミュンヘンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の敵地レアル・マドリードで延長戦の死闘を演じるも、レアルのFWクリスティアーノ・ロナウドにハットトリックを許すなど2-4で敗れた(2戦合計3-6)。試合内容を左右するレアル寄りの誤審が連発した異常事態に、バイエルンのカルロ・アンチェロティ監督はビデオ判定の導入を求めている。

 本拠地初戦で1-2と敗れたバイエルンは、第2戦の前半にエースFWロベルト・レバンドフスキが先制点を決めると攻勢に出た。逆転勝利に大きく近づいたが、後半39分に大きな痛手を受けた。チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが相手のドリブルをスライディングで阻止。相手が大げさに悶絶したために2枚目の警告で退場処分を受けたが、実際にはタックルで先にボールに触り相手の足にもわずかに触れた程度で、バイエルンは不当の数的不利を被ることになった

 そして、延長戦で決めたロナウドの2発はいずれもオフサイド疑惑で物議を醸している。欧州屈指の強豪同士の対決で、勝負を決めたのはハンガリーのビクトル・カッサイ主審の判定となってしまった。試合後、イタリア衛星放送「メディアセット・プレミアム」に登場したアンチェロッティ監督は怒り心頭だった。

「この試合には全てを注いだ。だが、レフェリーが酷かった。それ以外は完璧な試合だった。選手のことは非常に誇りに思う。全力を尽くしたが、こんな結末になってしまった。レフェリーはこの重責を担えるレベルではなかったのだろう」

 古巣との対決で、誤審連発で不利を被ったイタリアの名将は、ハンガリー人主審のレベルの低さを一刀両断した。

 

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