守備に走り、献身的に…「葛藤はあった」 頭の中を埋めつくした10番の「チームのため」

堂安律が意気込み【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
堂安律が意気込み【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

最終予選ここまでノーゴールの堂安律「もっと絡みたかった」

 森保一監督率いる日本代表は3月25日にホームで北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦を迎える。MF守田英正とFW上田綺世の2人が負傷で離脱し、24日の練習ではMF三笘薫とDF長友佑都が不参加。スタメン3人の変更が確実となったなか、背番号10のMF堂安律は、ここから「エゴも出せる」と“キャラ変”してゴールを狙う。

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「個人的にはもちろんあのゴールにもっと絡みたかったという気持ちもやっぱある。チームとしてやらなくちゃいけない、最大限の規律を守りながらも攻撃で自分の良さをどうやってチームに浸透させていくかというのは最終予選中の課題ではあった。ただ最終予選中に意見を言い過ぎて変えてしまうのもやっぱチームの軸も壊れますし、バランスを見ながらやっていた。多少自分のわがままと言ったら言い方悪いですけど、エゴも多少は出せるようになるんじゃないかなと思います」

 ここまでの最終予選で7試合中、6試合で先発出場。ただ、ゴールは決めることができなかった。W杯出場権を獲得するために失点しない、守備に重点を置いていたため「わがままを捨ててでも日本のために、チームのためにやってきたなかでもちろん葛藤はあった」と、本音を吐露した。だが、ここからは「チャレンジ精神をいつもより深めていい」とW杯本番に向けて新しい堂安を見せていく。

 ウイングバックだけでなく、前回の敵地サウジアラビア戦では後半からシャドーに入った。ゴールを目指すなかで「本来自分の生きるポジションは前気味。そこができるというのは自分の良さ」とより攻撃的にプレーしたいところだ。

 堂安の背番号は「10」。その意味を誰よりも知っている。W杯へ向けて、何が必要なのか。サウジアラビア戦のピッチ上で表現するはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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