三笘、上田、守田が不在 スタメン変更が確実…森保Jのサウジアラビア戦「布陣考察」

サウジアラビア戦では先発を変更
森保一監督率いる日本代表は3月25日にホームで北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦を迎える。MF守田英正とFW上田綺世の2人が負傷で離脱し、前日24日の練習ではMF三笘薫とDF長友佑都が不参加。スタメン3人の変更が確実となったなか、サバイバルが開始する。1年3か月後のW杯に向けて、再スタートとなる一戦のスタメンを考察する。
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1トップは前田大然が候補。スコットランド1部セルティックでは公式戦28得点と絶好調だが、合流初日に打撲で別メニュー調整だったためコンディション状態は懸念される。町野修斗や古橋亨梧の可能性もあり、上田の不在で誰がアピールするのか注目だ。
守田の代わりには田中碧。バーレーン戦も後半から出場しており、最終予選でピッチに立つ時間を増やしている。田中も所属チームのイングランド2部リーズで好調で、ボックス内に入り攻撃に関わりながらいい影響を与えてくれそうだ。
左右のウイングバックは“ランス兄弟”の可能性が高い。中村敬斗と伊東純也は互いに逆サイドを意識しながらプレーできるため、サウジアラビアを揺さぶりたい。
シャドーには“W杯決定弾”の鎌田大地が濃厚。ここまで全7試合で先発した南野拓実はベンチからスタートして、右には「エゴを出せるようにチーム戦術に落とし込めるよう意見したい」とゴール奪取に燃える堂安律か。アウェーで行われた昨年10月のサウジアラビア戦では後半から鎌田&堂安コンビでプレーしており、よりゴールに近い位置でネットを揺らす。
最終ラインは伊藤洋輝、板倉滉に加えて20歳の高井幸大にチャンスを与える可能性も。町田浩樹や冨安健洋という負傷中のセンターバック陣はいるが、身長192センチの最年少DFが台頭して競争に割り込んでこないと、層は厚くならない。ここまで途中出場の1試合のみにとどまっているため、初の先発でレギュラー争いに名乗りを上げたい。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)