W杯優勝の目標「周りの人は笑うかもしれない」 森保監督が自信を得た過去の敗戦「チャンスあると」

1年3か月後の本大会に向けて新たなスタート
日本代表の森保一監督と主将のMF遠藤航は3月24日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦の前日会見に出席した。8大会連続の本大会切符を掴み取ったが、日本に“消化試合”はなく、新たなサバイバルがスタート。チームは北中米大会で「W杯優勝」を目標に掲げる。指揮官は「周りの人は笑うかもしれないが必ずチャンスはあると思う」と、強く話した。
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「W杯で優勝するという言葉については、まだ日本がベスト16の壁を破っていないという歴史ももちろん分かっている。しかし2022年のカタールW杯の時、最後にクロアチアにPK戦で敗れて敗退してしまったが、チャンスはあると思わせてもらったのが大きい。日本サッカー協会も2050年までにW杯で優勝すると公言している。我々は今、代表活動をさせていただいている中で、その目標を実現できるようにレベルアップしてチャレンジするのが大事だと思う。周りの人は笑うかもしれないが必ずチャンスはあると思うし、何をレベルアップしなければいけないかという意味ではすべてをレベルアップしないといけない」
バーレーン戦で2-0の勝利を収めて、史上最速、開催国を除いた世界最速の出場権を得た森保ジャパン。ここから先は1年3か月かけて強化し、熾烈なメンバー争いも始まる。
最大の目標に関しては、本番までずっと問われ続けていくだろう。だが、遠藤がバーレーン戦翌日に「ベスト4じゃなくて優勝というのがいいと思った」と話したように、誰もが共通して持っている目標だ。
カタールW杯で流した涙。その涙がきっかけで頂点を目指すと決意した。再スタートを切るなかで、指揮官が改めて話したことは大きな意味を持つだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)