日本人が“プレミア昇格”を牽引…実現なら残留か 現地記者が絶賛「成功できると確信」

リーズの田中碧【写真:Getty Images】
リーズの田中碧【写真:Getty Images】

田中は首位リーズでリーグ戦35試合に出場4得点2アシスト

 イングランド2部リーズ・ユナイテッドは残り8試合となったリーグ戦で首位に立ち、3季ぶりのプレミアリーグ昇格に向かっている。そんなチームを支える1人が日本代表MF田中碧だ。2部リーグ最高のMFの1人に数えられ、引き抜きの噂も伝えられる田中の去就について現地メディアが取り上げている。

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 田中は昨夏にドイツ2部デュッセルドルフからリーズへ完全移籍。中盤の要としてリーグ戦35試合に出場し、4得点2アシストを記録している。移籍金はおよそ350万ポンド(約6億7000万円)と伝えられていたが、破格のバーゲン補強として高い評価を受けている。

 その活躍から来季は国内のより大きなクラブが獲得に動くという噂も浮上している。リーズがプレミアリーグ昇格を果たせば、その立役者としてさらに大きな注目を浴びる可能性も高い。そんな田中の去就について、現地のグレアム・ベイリー記者が英メディア「EFL ANALYSIS」でこう語っていた。

「(プレミアリーグ昇格でリーズは田中を失うことになる?)もし、彼らが昇格すれば何の問題もない。だが、昇格を逃せば、彼らは田中の流出を心配しなければならないだろうね。田中はプレミアリーグでプレーするためにリーズに来たと聞いているし、彼の目標は今も変わっていない。リーズの内部では、彼がトップリーグでさらに良くなると考えているという話も聞いている。彼はトップクラスのオペレーターだ」

 田中はクラブ内でも非常に高く評価されており、プレミアリーグ昇格後もチームの中心として活躍することが期待されているという。田中を失う可能性が高いのは、むしろ1部昇格を逃した場合だと指摘されていた。

 田中の代理人を務めるマリオ・クネズ氏はリーズ加入当初から「多くの人が、なぜ彼はこれまで2部リーグでしかプレーしていないのかと疑問を持つ日も近い。私は彼がプレミアリーグでも成功できると確信している」と語ってきた。そうした言葉を裏付けるかのように、2部リーグでは圧倒的な活躍を示し、今季の最優秀選手賞の受賞を予想する声もある。26歳のMFはリーズを昇格へと導き、そのままプレミアの舞台でもチームを牽引していくことになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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