なでしこ監督「PK戦は運だとは思わない」 浦和LのAWCL準々決勝を視察「非常に難しいゲームだった」

ニールセン監督が浦和のAWCLを視察
なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督は、3月23日にAFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)の準々決勝を視察。三菱重工浦和レッズレディースがPK戦の末に武漢江大FC(中国)に敗れたゲームについて「PK戦は運だとは思わない」と話した。
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浦和は相手にほとんどシュートを打たせないような試合に持ち込むも、最後のところでゴール前を攻略できずに延長戦までを無得点で終えてしまった。ニールセン監督は「非常に難しいゲームだったのかなと。浦和は色々と試そうとしていたが解決策が見つからなかった。武漢にも何人か経験のある選手がいて、上手く守っていた」と試合への印象を話した。
そして、浦和は0-0で120分を終えたあとのPK戦で敗れて大会から姿を消した。なでしこジャパン就任時に、今後の選手選考やチーム作りの際に「女子ワールドカップ(W杯)の決勝戦でPKを決めてくれるのが誰なのか」という言葉も発していた指揮官は「PK戦は運だとは思わない。何か練習をして上達できることがあると思う。おおよそ、メンタルスポーツと言えるだろう」と持論を話した。
そのうえで「(なでしこジャパンに)今後すぐにPK戦があるような大会はないので違う準備をしていきたいが、ゲーム終盤のチャンスはPKに等しいようなものなので、そこでいかに決めるかという準備に集中したい。日本の選手は非常に技術が高く通常なら決められると思うが、ゲーム終盤、特に国際舞台になると難しいところもあるので、そこに対する準備をしていきたい」と、メンタル的な要素と決定機の関係について話した。
なでしこジャパンは今後、4月6日にコロンビア代表と国際親善試合を行うが、選手選考について「前回のシービリーブズカップでは、WEリーグが中断期間中だった。ほぼ試合をしに行くような大会だったので、すぐに試合をできるようなコンディションの選手ということで海外組が多かった。今回に関しては、可能性としては日本でプレーする選手を呼ぶこともできるので、できる限り日本でプレーする選手も見て呼べる機会があれば呼んでいきたい」と、方針を語っていた。